ブログ京橋店

2018.9.10

京都を象徴する、五山送り火

五山の送り火

納涼の候、皆様におかれましては益々のご活躍のことと存じます。さて本日は五山の送り火についてお話しさせていただきたいと思います。大文字の送り火として京都の夏の夜空を彩る代表的な風物詩として京都の方のみならず全国各地で楽しみにされている方も多いはずです。そんな五山の送り火について詳しく見ていきたいと思います。

 

五山の送り火とは

五山の送り火

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五山の送り火は京都府京都市にある大文字山で毎年8月16日に行われるかがり火のことを指します。大文字の送り火と呼ばれることの方が多いかもしれませんね。歴史的背景や宗教的な考え方によりこう呼ばれているようです。

京都の夏の夜空に光り輝く光景は圧巻です。葵祭・祇園祭・時代祭と並び京都四大祭りとして名物行事として人々から親しまれています。

五山で炎が上がる順番や場所について解説していきます。

大文字が大文字山にて20時、松ヶ崎妙法が西山および東山で20時5分、船形万灯籠が船山にて20時10分、左大文字が左大文字にて20時15分、鳥居形松明が曼陀羅山で20時20分に点火されています。

この五山で炎をあげることで死者の霊をあの世へと送り届ける意味が込められています。

1960年ごろまでは点火時期も揃えられることはなくバラバラに点火されていましたが観光業の観点から上記のような点火のタイミングに揃えられたと言うことです。たしかにその方が観光に来た方は見やすいですし、スケジュールも調整できますからね。

近年は大文字が一番目に点火されていますが1950年代は最後に点火されていました。これは五つの中でも大文字が一番の主役として見られていたからだそうですね。

 

大文字

大文字

それでは五山の送り火の中で最も有名な大文字について詳しくご紹介していきたいと思います。

大文字の送り火は以前から護摩木に自分の名前と病気を書き、火床に載せて焚くことでその病気が治ると考えられてきました。そして燃え尽きた炭を粉末にして飲むことで持病が治るとも考えられています。毎年多くの方が護摩木に無病息災の意味を込めて名前を書いている姿が絶えません。

護摩木は当日に山上運ばれ、送り火の点火材としても使われます。当日の七時より弘法大師堂にて大文字寺住職より般若心経があげられ、その後に順次送り火が点火されていきます。

なぜ今の位置で送り火が行われているかと言うと足利家の住まいから最も眺めが良いようにした説や京都御所の池に美しく映るように計算されたとの説もあります。

詳しい場所は京都府京都市左京区浄土寺七廻り町になります。大文字山に75もの火床が設置され送り火が灯されます。火床は昔は杭に立て松明を掲げていましたが、現在では薪を組むものに変わっているそうです。

もともと大文字山の一帯は如意ヶ嶽と呼ばれており、現在では西側を大文字山、最高峰の主峰を如意ヶ嶽と区別しています。左大文字と区別する必要がありますから右の大文字と呼ばれることもあります。

そして大の文字の中心には弘法大師が祀られている祠があることはご存知でしょうか。

 

登り口については銀閣寺の来たから登るルートが一般的でこちらが送り火の際にも使われています。

地元の方々は大文字山に対して尊敬や象徴としての意味を込めて大文字さんと読んでいる方も多いようです。これは他の山との区別化するうえで古くから使われている呼び方です。

 

今回は五山の送り火についてお話しさせていただきました。特に主役として扱われている大文字は一見の価値ありです。京都の夏には必ず見ていただきたい行事です。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

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