ブログ京橋店

2017.8.19

伝統野菜

初夏の陽気がまぶしく感じるころとなり、日ごと暑い日が続いていおりますが

皆様、夏バテなど、お体には十分気を付けてくださいませ。

さて、今月は京都の伝統野菜につてお話しさせていただきます。

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京都では長きにわたり、政治と文化の中心として発展してきました。

その中で土壌、気候、風土に合った独自の野菜を生み出し、生産してきたようです。

しかし、時代が進むにつれて収穫量の多い新品質が登場したり生産コストの低減が目指されるなど

様々な理由から絶滅する品種が出てきました。

それを危惧した京都府が1974年から野菜の保存を始め、87年には『京の伝統野菜』という名称で、京都で収穫された伝統野菜の選定を開始したそうです。

現在は存在する野菜35種類と存在しない野菜2種類の合計37品種が京都の伝統野菜、3種類が京都の伝統に準ずる野菜、品質が優れた野菜が京のブランド品に認定されているそうです。

京野菜の保存はそれだけに止まらず89年、京都府行政、農業関係団体、流通業界が一体となり、京野菜をアピールすべくブランド認証事業を立ち上げました。

そして、京都府内各地の京野菜などから、特に優れた品質が保証されていて、一定の生産量があって市場の流通が可能な野菜を選定し始めたそうです。

南北に長い日本は、気候、風土に違いがあり、各地によって地元独自の野菜が生産されています。

伝統野菜と呼ばれるにはいくつかの条件があるそうです。

 

京都府の場合は、

  1. 京都に都が置かれていた明治維新以前からの生産されていた歴史を有する野菜品目
  2. 京都市域のみならず京都府内全域で生産されている野菜の品目
  3. 筍、きのこ類、シダ類
  4. 種の保存の為のみ栽培されている野菜の品目
  5. 100年前後、その領域で栽培されている
  6. その領域で種を時価採取し、栽培続けられている
  7. その領域の節旬料理や伝統食の欠かせず、食文化と密接にかかわっているなど、このような条件がそろっていると伝統野菜と呼べるようです。

 

京のブランド野菜27品目とは

京水菜、万願寺甘唐辛子、京壬生菜、鹿ケ谷かぼちゃ、賀茂茄子、京山科茄子、伏見唐辛子、聖護院大根、海老芋

堀川午房、九条葱、京筍、くわい、聖護院蕪、京だんご梨、金時人参、京都府黒大豆、新丹波黒豆、丹波栗

丹波大納言小豆、紫頭巾、やまのいも、京夏頭巾、京こかぶ、花菜、万願寺唐辛子、京の酒(米)があり、

 

他にも

 

畑菜、もぎなす、田中とうがらし、辛味大根、青味大根、時無し大根、桃山大根、茎大根、佐波賀大根、松ヶ崎浮菜かぶ

佐波賀かぶ、鶯菜、大内かぶ、すぐき菜、舞鶴かぶ、柊野ささげ、京みょうが、聖護院きゅうり、桂瓜、京独活、京水セリ、順菜があります。

 

 

 

香水亭京橋店では、京会席料理をご提供させていただいております。

真心を込めて作り、居心地の良い空間で心行くまで楽しんでいただけるよう心よりお待ちしております。

伝統野菜も取り入れた季節の四季会席をご用意いたしております。是非ご賞味くださいませ。

この機会に、香水亭京橋店をご利用頂けたら幸いです。

 

従業員一同、心よりお待ちしております。

 

香水亭京橋店 料理長  輿石修

 

 

 

 

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