ブログ京橋店

2019.12.3

六方慈姑(ろっぽうくわい)について

六方慈姑(ろっぽうくわい)とは、お正月のお料理に欠かせない、縁起の良い食べ物です。慈姑は、芽が出る様子が「めでたい」とされているので、芽を残して調理してください。

本日は、「六方慈姑」についてお話させていただきたいと思います。

慈姑(くわい)について

六方慈姑
慈姑とは、別名「田草」、「燕尾草」とも呼ばれている多年草の栽培品種で、湿地に生えています。慈姑には3つの種類があり、色によって「青くわい」、「白くわい」、そして小粒の「吹田くわい」があります。それらの中でも、日本では一般的に青くわいがよく使用され、おせち料理に用いられるのも青くわいです。

白くわいとは、主に中国で栽培されている品種のもので、青くわいよりも楕円形であるのが特徴です。また、吹田くわいは、その名の通り大阪府吹田で古くから栽培されてきた小ぶりの品種です。甘みがあり、栗のような食感で、えぐみが少ないのが特徴ですが、吹田くわいは一般的にはあまり出回っていません。

慈姑の旬の時期は、9月頃から春先までだとされ、収穫もこの時期に行われるのですが、年間での流通量は11月下旬から1月頃までの時期に集中しているのだそうです。

慈姑の生産地

慈姑
京都では、京野菜の一つにも数えられていますが、慈姑の主な産地は約半数を埼玉県が占めており、次いで広島、新潟、石川と続いています。埼玉県の慈姑の産地としては、越谷市が有名で、広島県での慈姑の産地は福山が知られています。

六方慈姑のむき方の手順

お正月のおせち料理に欠かせない、慈姑の飾り切りのご紹介をして行きたいと思います。

まず、慈姑を水洗いしたら、芽が出ている反対側の高い部分を切り落とします。
次に、六角形のうちの一片を丸みに沿って切り落とします。
同じ要領で、その他の面も並行に切り落としましょう。
平行に切り落とした皮の横側を、同じ幅で切り取ります。
反対側も同じように、丸みをつけながら平行に切り落としていきましょう。
そして、最後に左右の皮を平行に切り取ったら、完成です。

上手に仕上げるポイントは、切っている途中で包丁を止めないことです。途中で止めてしまうと段差ができてしまいますので、できるだけ一度で切り取るようにしてください。

慈姑は、普段はあまり使用しない食材かもしれませんが、お正月にはぜひ慈姑を使用してみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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