ブログ京橋店

2018.9.11

朝顔について

朝顔

連日のように厳しい暑さが続いております。皆様体調を崩してはいらっしゃいませんでしょうか。熱中症には十分お気をつけください。

さて本日は朝顔についてお話しさせていただきたいと思います。朝顔といえば夏の花の代表格のような存在ですよね。特徴や歴史について詳しく見ていきましょう。

 

朝顔の特徴

朝顔

朝顔はヒルガオ科のサツマイモ属に分類されている植物です。園芸植物として日本で最も発展し受け継がれてきたものと言えます。原産国は日本ではなく、ネパールや中国からヒマラヤ地方にかけてと言われていました。しかし近年の研究により、アメリカ大陸の熱帯地域が原産なのではないかという説が浮上しています。

日本に朝顔が伝わったのは遣唐使の時代にさかのぼります。奈良時代の終わり頃に遣唐使が種を登から持ち帰ったことが始まりだという記述があります。はじめは園芸用としてではなく種を薬用として用いていました。朝顔の種には下剤の成分が含まれているからです。

現在においては夏を彩る園芸植物として認識されています。ピンクやブルーの爽やかな花を見ると夏の厳しい暑さも和らいで感じることができますね。

 

朝顔の品種改良

朝顔

世界各地の園芸植物を見渡しても朝顔ほど変化してきたものはないと言われています。この変化が著しい為に朝顔にはタネがないものが存在しているそうです。

江戸時代より品種改良が行われ続けてきた朝顔は20世紀に入ると、遺伝学の研究者により研究が行われていきます。また、現在においても生理学や遺伝学では研究の対象として扱われています。

江戸時代におこった朝顔のブームにより品種改良をまとめた書籍なども多く発行されたと言われています。本来の花弁とは異なり八重咲きのものや花弁が細かく分かれたりするものが生まれたそうです。これらの朝顔は変化朝顔と呼ばれ区別されています。そしてこの珍しい変化朝顔は江戸や京都において大変流行したと言われています。以上では高値で取引が行われていました。

この変化朝顔のブームの発端は1806年ごろに江戸で大きな火事があり、そのため大きな空き地ができました。そこに御徒町付近の植木職人たちがさまざまな朝顔を咲かせたことがブームの発端と言われています。その後も趣味として朝顔を育てるだけではなく下級武士が内職として屋敷の庭を使い朝顔を栽培していたそうです。

江戸とは離れた熊本でも撫した地は園芸に力を入れていたと言われています。朝顔をはじめとして椿屋山茶花、菖蒲や菊も多く栽培されていたようです。江戸とは異なる系統の朝顔も多く見られました。代表的なものが肥後朝顔と呼ばれるもので一般的な朝顔の形をしていますが大輪の花を咲かせることが特徴的の種類です。

これが現在の大輪朝顔の祖先と言われています。もちろん他の品種と掛け合わせ、研究を続けたことで現在の姿に変わっていきました。先人たちの努力と研究への熱意には頭が下がりますよね。

 

今回は朝顔についてお話しさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。普段何気なく見ている朝顔にはさまざまな歴史や文化があることをお分りいただけたでしょうか。また、これからの暑い時期にぐんぐん成長していきますからご家庭でも育ててみてはいかがでしょうか?

窓際にプランターなどを置き、ネットと支柱を用意してみましょう。鶴と葉っぱが伸びてくれば朝顔のグリーンカーテンも簡単に作ることができます。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

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