ブログ京橋店

2020.7.10

舟盛りの起源

舟盛りの起源について

日本では馴染みのある「舟盛り」。居酒屋などでよく見る機会がありますが、みなさま舟盛りの起源をご存知でしょうか?
本日は「舟盛りの起源」についてお話しをさせていただきたいと思います。

舟盛りの起源

舟盛りの起源について
和船をかたどった器に刺身などの魚介が盛られるというスタイルの「舟盛り」は古くから語り継がれている日本の食文化の一つです。
舟盛りの起源は1840年頃、徳川幕府12代将軍(徳川家康)の時代に”伊藤五右衛門さん”によって考案されたことが始まりとされています。
現在の福井市坂井市三国町(旧雄島村)が発祥の地とされ、古くから日本有数の港町として栄えている場所。伊藤五右衛門さんの近隣に住む山崎造船所の船大工である山崎甚兵衛さんと舟の形をした器を作り、真鯛などの魚介を盛った舟盛りで三国に訪れた越前福井の17代目藩主”松平茂昭(もちあき)”をもてなしたという話が語り継がれています。
これは当時の記録が日記として残されており、現代では特に珍しいものではない舟盛りですが「舟盛り」には明確な起源があったのです。

舟盛りについて

舟盛りについて
”舟盛りを越前福井の17代目藩主松平茂昭にもてなした”ということがきっかけで、その後三国では祝儀などの料理として振る舞われるようになり、今でも三国ではその食文化が残っており祝いの席で舟盛りが用いられます。
またこの舟盛りは江戸時代から明治時代に日本海を従来した北全舟(※船主が商品を買いそれを売買して利益を得る北国廻船の名称。)により全国に広まったと言われています。

舟盛りは一般的に魚の頭と尾を中骨につけたまま三昧おろしにし、身は刺身にして華やかさを演出します。
しかし現代では天ぷらや蕎麦、唐揚げなどが盛り付けられる場合もあります。また、木製の舟盛り器を用いて自宅で祝い料理の際に使われることもあり、いつもとは違う料亭のような雰囲気を楽しむ家庭も増えています。

現在、発祥の地である三国ではもてなし料理として観光客を対象に船盛りを振る舞うお店もあり、地域活性の一環として独自の食文化を楽しんでいただく新たな取り組みを行っています。

ご機会がありましたら新鮮な魚介を舟盛りで楽しんでみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

< 戻る

WEB予約はこちら

お電話でのご予約

瓢喜 香水亭 六本木本店

03-5414-1196

瓢喜 香水亭 新橋店

03-5510-9070