ブログ六本木店

2017.8.5

碓井豌豆って知っていますか?

碓井豌豆は、淡い緑色が特徴のまん丸とした形の豆で、主に関西地方で親しまれています。関東ではあまりなじみがありませんが、見かけたらぜひその風味を楽しんでいただきたいものです。

本日は、碓井豌豆についてお話させていただきたいと思います。

碓井豌豆とは

碓井豌豆
「碓井豌豆」は、明治時代から羽曳野市碓井地区で栽培されているもので、明治時代にアメリカから入ってきた「Black Eyed Marrowfat」という名のむきみ用えんどうの品種を、現在の羽曳野市碓井に農業研究者が導入したのが始まりだとされています。
ちなみに、「うすいえんどう」というの名前の由来は、大阪羽曳野市の「碓井町」にちなんでいます。

さやと豆は淡い緑色であり、甘味が強いのが特徴的です。碓井豌豆の収穫時期は短く、4月下旬~5月下旬の時期が旬です。

えんどうは、すでにギリシャ時代には栽培されていたようで、日本には10世紀に穀物として言われています。

えんどうの歴史は非常に古く、古代エジプトのツタンカーメン王の王陵を発掘した際に、その副葬品の中からえんどうまめが発見されたというのです。このえんどうは、約3000年以上も生きつづけていたということには驚きですよね。

実えんどうの中でも、うすいえんどうの出荷先は主に関西が中心で、関東ではより糖度が高くて甘いグリーンピースなどが昔から好まれてきました。
先ほども触れたように、もともとはアメリカから入ってきた「Black Eyed Marrowfat」という品種を改良したものですが、その後も品種改良が進められ、和歌山県では優れた品種が「紀州うすい」の名前で生産されています。

碓井豌豆の栄養価

碓井豌豆をはじめとして、豆類には良質のたんぱく質が豊富に含まれていることで知られています。
たんぱく質は、人間の筋肉や血液を作るために必要な栄養素ですので、元気で丈夫な体を作る基礎とも言えます。
また、えんどう豆は炭水化物を多く含んでいることも特徴です。他にも、カロテンやビタミンB群、食物繊維、カリウム、鉄分、葉酸など、多くの栄養素を含んでいるのです。

 

碓井豌豆を使った料理

碓井豌豆ごはん
淡い緑色が食卓にを鮮やかに彩ってくれる碓井豌豆は、ぜひいろんなお料理に活用したいものです。

今回は、ご家庭でも簡単に作ることのできる「豆ごはん」をご紹介いたします。
まず、碓井豌豆のサヤから実だけを取り出して、水で良く洗いましょう。
そして、炊飯器に碓井豌豆とお米、塩、お酒を入れて水の分量も通常どおりに炊くだけでOKです。
全て炊飯器にお任せでできるので、簡単にホクホクで美味しい碓井豌豆の豆ご飯を作ることができます。

他にも、うすいえんどうのみを先に塩で下茹でしておき、炊きあがったご飯に混ぜる方法もあります。
この方法だと、より鮮やかな緑色を目で見ても楽しむことができます。

続いては、お馴染みの「卵とじ」をご紹介します。
まず、サヤから実だけを取り出して、水でよく洗いましょう。
そして、沸騰したお湯に塩少々を入れ、碓井豌豆を下ゆでします。
鍋にだしと砂糖、醤油、みりんを入れて火にかけて、沸騰したら豆を入れて中火で約5分煮ます。
最後に、卵を回し入れましょう。
卵に火が通ったら、「卵とじ」の完成です。

碓井豌豆は新鮮なものほど美味しく、鮮度が落ちるとともに、味や食感がどんどん損なわれていきますので、収穫後3日ほどでお召し上がりをオススメいたします。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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