ブログ六本木店

2019.6.1

アイスプラントは不思議な野菜?!

アイスプラントと言う野菜は、その見た目が凍っているように見えることからその名がついたそうです。しかし、葉の表面の氷のようなものは、もちろん氷でも水滴でもありません。その正体を、ごぞんじでしょうか?

本日は、アイスプラントについてお話させていただきたいと思います。

アイスプラントについて


アイスプラントは、葉の表面などに水滴が凍ったようなものがあることで「アイスプラント」と呼ばれ、学術名もその見た目にちなんで「クリスタリナム」という植物です。
この特徴的な表面の氷のようなものは、塩分などのミネラルなのです。

また、みなさまもよくご存じの通り、植物は光合成することによってエネルギーを補給しているのですが、日中の光合成は水分を消費してしまいます。その点、アイスプラントは日中の光合成によってためこんだ二酸化炭素を夜に代謝するというCAM型光合成という夜間光合成回路を持っているため、これに切り替えることができます。
乾燥したり、塩分が強くなると、葉の表面や茎に透明なキラキラとした水滴のような細胞が発達します。そこにミネラルや塩分などを保存しておくことができるのです。このような仕組みのおかげで、アイスプラントは厳しい暑さにも耐えることができるのです。

食材としてのアイスプラント


最近では日本でも徐々に認知度を増しているアイスプラントですが、フランスベルギーなどでは昔から親しまれている野菜です。
アイスプラントは、水耕栽培ですので、農薬が使用されないという点で安心して食べることができる野菜でもあります。

アイスプラントをスーパーなどで購入した際は、保存方法に注意しましょう。
その理由は、アイスプラントは乾燥しやすい性質であるという点にあります。乾燥を防ぐためには、ビニールの袋などに入れてから、野菜室で保存しましょう。時間が経つと、食感が悪くなってしまいますので、できるだけ早いうちに食べるのがおすすめです。

アイスプラントを前菜などによく用いているフランスやベルギーでは、サラダなどに用いられることが多くあります。もちろんサラダ以外にも、サッとゆでてお浸しにしたり、マリネなどにするのもいいですね。

アイスプラントは、クセや青臭さもない上に、シャキシャキとした食感を楽しむことができる野菜です。
また、ミネラルはもちろん、カロテンなども多く含まれている健康に良い食材ですので、ぜひ積極的に取り入れていただきたいと思います

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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