カニの旨味が詰まった汁物「鉄砲汁」

鉄砲汁とはカニを使った汁物で味噌汁にすることがポピュラーな食べ方であり、北海道では郷土料理の一つとされています。「鉄砲汁」という由来は身をお箸で取り除いている様子から「鉄砲を掃除している」又は「玉を詰めているような姿」から呼ばれるようになったそうです。
本日は、「鉄砲汁」についてお話しさせていただきたいと思います。

鉄砲汁について

「鉄砲汁」は、カニを使った汁物のことを言います。食材や味付けは地域によって違いがありますが、味噌汁にするのがポピュラーな食べ方です。
北海道では郷土料理として昔から食べられていますが、元々は漁師さんが作っていた料理なんだそうです。西日本ではワタリガニを使うなど地域によって種類は異なりますが、カニの種類に関係なく「鉄砲汁」と呼ばれています。ちなみに北海道では主にハナサキガニを使うことが多いようです。ハナサキガニは茹でると鮮やかな真っ赤になるので、より食欲がそそるような見栄えになります。

カニを殻ごと入れて調理するのでカニの風味がよく出て、寒い時に味わう「鉄砲汁」は格別です。

鉄砲汁の作り方

「鉄砲汁」の作り方をご紹介します。
◆用意するもの
カニ：身がついたもの又は、食べ終わった後の殻を使います。（茹でたものより、生のほうが旨味が出て美味しく味わえます）
料理酒：少々（お好みで量を調節してください）
水：３００〜５００CC
味噌：大さじ約２（カニに塩分があるので、味見をしながら少しづつ加えることがポイントです）

◆お鍋に水を入れて沸騰させ、料理酒とカニを入れて煮立たせます。味噌を溶かして火を止めたら完成です。
お好みでネギなどを加えて召し上がってください。

カニで出汁を取るので、煮込んだカニの身は味が薄くなっています。もしカニの身を味わいたいという時は、具材用に別で取っておき、食べる時に入れることをお勧めします。また、豆腐や大根などの具材を入れて、お好みでアレンジしてみるのも「鉄砲汁」の楽しみ方の一つです。
簡単に作ることができるので、是非機会があればご家庭で作ってみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。