ブログ六本木店

2018.9.10

冬瓜は今が旬です

出回っている期間が限定されているので、みなさんあまり馴染みがないかもしれませんが、トウガンの果肉をはじめ皮や種子には、さまざまな活用方法があります。

本日は冬瓜についてお話させていただきたいと思います。

冬瓜とは

トウガン

冬瓜の原産地は、インドや東南アジアが多く、7月~9月に収穫されます。冬瓜の実は、小さいものだと30 cm程度で、長大きいものだと80 cmにもなります。
一般的には「トウガン」または「トウガ」と呼ばれ、冬の瓜と言うとこの「トウガン」を意味することがほとんどです。

意外だと思われるかもしれませんが、完熟したトウガンの品質は、約半年間保つと言われています。トウガンの国内栽培に関しては、平安時代の「本草和名」に記載があります。しかし、トウガンの渡来詳細は明らかになっていないようです。

トウガンを購入する際にチェックするべきポイントは、重量感のあるもの、切り売りで果肉が見える状態であれば種子がふんだんに詰まっているもの、そして、表面がみずみずしいかどうかです。カットされていない状態のままなら、長期保存が可能とされていますが、カットする場合は傷実が早まってしまいますので、冷蔵庫に保管して早めに調理しましょう。

 

食材としての利用

トウガンはその成分の約95%以上が水分であり、栄養価はあまり高くはありませんが、100 gあたり16 kcalと非常に低カロリーであるため、ダイエット中の方におすすめです。類似しているユウガオよりやや果肉は硬めであり、風味にクセがないため、煮物や汁物をはじめとして、漬物や酢の物、和え物などといった様々な調理に用いることができます。

広東料理でトウガンを使用する際は、大きいまま中をくりぬき、刻んだ魚介類やハム、シイタケなどの具材とスープを入れて蒸しあげた「冬瓜盅(トンクワチョン)」という宴会料理が有名です。また、台湾では果実に砂糖を加えて煮込んだものを、茶の一つとして飲むことがあり、缶入りの飲料もあるそうです。
さらに、調理で使用する他にも砂糖漬けいしたり、シロップで煮て砂糖をからめ、お菓子にして食することもあります。

また、ユウガオの代用として、トウガンの皮をかんぴょうに使用したり、柔らかい蔓は炒め物などにもちいたり、種子は乾燥させ生薬として利尿や排膿の作用のある「冬瓜子(とうがし)」という漢方薬にするなど、さまざまな活用方法があるのです。

冬瓜の効能

トウガン

そのほとんどが水分で、栄養価はあまり高くないトウガンですが、カリウムが多く含まれています。
カリウムには体内の余分な塩分を体外へ排出する作用があることから、体内の塩分バランスを維持してくれる働きがあります。
また、利尿作用があることから、むくみの予防にも効果的です。
また、トウガンにはビタミンCも含まれています。
ビタミンCは、しみやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑制したり、コラーゲンの生成を助ける働きがあることから、美肌やアンチエイジングに嬉しい効果をもたらしてくれます。
ビタミンcは体内で作ることができなく、水溶性のビタミンなので体内に留まらせるとができません。ですので、ビタミンcは積極的に摂取する必要がある栄養素なのです。
さらに、トウガンの生の絞り汁は、発熱やのどの渇き、食あたりにも効果があり、種子を煎じたものは、水分代謝が悪くて起こるめまいにも効果があると言われています。

最近ではスーパーなどでも簡単に購入することができますので、みなさんもぜひ旬のトウガンを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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