ブログ六本木店

2018.9.11

冬至について

冬至の日には、かぼちゃを食べてゆず湯に入るという風習がありますが、他にもさまざまな風習があることをご存知でしょうか?

本日は、冬至についてお話させていただきたいと思います。

冬至とは

ゆず湯
みなさんご存知の通り、冬至とは一年のうちで北半球の昼間の時間が最も短い日です。冬至の日にちは12月21日頃とされていて、その日付は毎年変動します。

秋分~春分までの期間は、北半球で太陽が昇るのは真東からやや南寄りの方角で、沈む方角は真西からやや南寄りなのですが、冬至の日には日の出と日の入りの方角が最も南寄りになります。これを、南回帰線上の観測者から見ると、冬至の日の太陽は正午に天頂を通過し、冬至の日には北緯66.6度以北の北極圏全域で極夜となり、一方の南緯66.6度以南の南極圏全域では一日中陽が沈まない白夜となるのです。

しかし、1年の中で日の出の時刻が最も遅い日と、日の入りの時刻が最も早い日と、冬至の日とは一致するものではなく、日本での日の出が最も遅い日は冬至の約半月後である年明けで、日の入りが最も早い日は冬至の約半月前となります。

冬至の日に行う風習

冬至
日本には次のような風習があります。
みなさんご存知のものも多くあるかもしれませんが、代表的な物をご紹介していきます。

■星祭(ほしまつり)
星祭(ほしまつり)は、妙見系の神社などでそれぞれの生まれ年の十二支に当たる当年星を祀って、無病息災を祈るために行われます。
天台宗や真言宗の寺院で行われる「星供養」も、これと同様に「星祭」と呼ばれているそうです。

■冬至風呂
冬至の日には、湯船に柚子を浮かべた「柚子湯」に入る方も多いですよね。「東都歳時記」によると、江戸の銭湯から発祥したとされています。柚子のいい香りがお風呂に広がり、それだけで冷えや疲れが癒されるような気がしますよね。

■冬至粥
冬至の日の朝には、小豆粥を食べる風習もあり、「冬至粥」と呼ばれています。小豆粥には、疫病にかからないようにという願いが込められている他にも、冷えた体を暖める効果も期待できるのです。

■かぼちゃ
冬至にはカボチャの煮物を食べる風習がありますよね。冬至にカボチャを食べると「風邪をひかない」、もしくは「長生きする」と言われていて、さらには「栄養をとるため」とも言われています。

■コンニャク
冬至の日には、コンニャクを「体の砂払い」として食べる風習もあります。コンニャクは、体内の悪いものを掃除するとされているからです。

■「と」の付く食べ物。
冬至の「と」にちなみ、豆腐や唐辛子、ドジョウ・いとこ煮などを食べる風習もありますよね。現在でも冬至の日が近づくと、はスーパーや魚屋でドジョウが売られているのを見ることができます。ちなみに、豆腐は季節柄、温かい湯豆腐にして食べられることが多いようです。

ゆず湯

昔はお風呂に毎日入る習慣がなく、「汚れを洗い流す」というよりも、「身を清める」という意味を持っていたそうです。
冬至の日は、これから日照時間が増えることを意味しているので、運を呼び込む前の厄払いのために身を清めるという意味で、お風呂に入っていたと言われています。

そこで、なぜゆずをお風呂に入れるのかというと、ゆずは香りが強いため昔の人は「強い香りの元には邪気が寄ってこない」と考えていたからです。また、ゆずは実るまでに長い年月かかることから「長年の苦労が実りますように」という願いも込められていたそうです。

冬至と言えばカボチャを食べてゆず湯に入るのが一般的だと思いますが、今度の冬至には上記のような風習も取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

< 戻る

WEB予約はこちら

お電話でのご予約

瓢喜 香水亭 六本木本店

03-5414-1196

瓢喜 香水亭 新橋店

03-5510-9070