ブログ六本木店

2019.2.12

寒ブリがおいしい季節です

寒さがひとしお身にしみるころとなりました。皆さんは風邪などひいていませんでしょうか?本日はブリについてお話ししていきたいと思います。ブリの体長は最長で150センチ体重40キロの大きさまで成長すると言われています。主な生息域は日本海南部、九州の太平洋側に多く生息しているようです。
西日本では盛んに養殖がおこなわれています。それでは詳しく説明させていただきたいと思います。

 

食材としての利用

ブリ

 

今の時期のブリは寒ブリと呼ばれ、とても脂が乗っています。まさに旬の魚です。カンパチやヒラマサもおいしいですが、寒ブリの比ではありません。春先は出産後になってしまいますので脂の乗っている時期は今しかありません。
食材としての使い道は多くあり、刺身やすし、味噌漬け、焼き魚、ブリ大根など様々な調理ができる魚です。高知県ではぬたと言う酢味噌を付けて刺身を召し上がるそうですね。
ブリの調理法としてお勧めしたいのがブリ大根です。アラと大根を醤油で煮着ける代表的な調理例ですよね。大根との組み合わせにより、脂の乗っているブリをあえてサッパリと仕上げることが出来ます。
富山から関西では年取魚とされ、年末年始に食べられることもあります。

また、食材の組み合わせによりさらに栄養が多くなる組み合わせをご紹介していきます。
まずはブリと葱の組み合わせです。葱にはアリシンと言う成分が含まれています。アリシンはビタミンB1を効果的に吸収させる手助けをしてくれます。ブリにはビタミンB1が多く含まれていますので葱との組み合わせは効果的と言えます。
ブリとブロッコリーも相性がいいです。ブロッコリーにはベータカロテン、ビタミンCが多く含まれています。これをブリに含まれているビタミンEと一緒に摂取することで免疫のアップ、生活習慣病の予防に効果があるそうです。
青じそとの組み合わせも効果的です。ブリのDHA、EPAの酸化を防いでくれるのが青じそに含まれるベータカロテンです。これにより体内への吸収をスムーズにできます。

 

ブリの産地

 

ブリは主に北陸地方を中心に定置網漁法で水揚げされています。さらに、養殖も盛んにおこなわれており天然物よりも高価なものが出てきていることもあります。
養殖物はハマチと呼ばれています。
天然物は全体の5%ほどしか出回っておらず養殖物が大半を占めています。
特に産地として有名なのが氷見ですよね。氷見の寒ブリは絶品です。愛媛の宇和海の寒ブリ、鹿児島、長崎も有名です。南下していけばいくほど大きいブリが獲れるので九州のブリはサイズが大きのが特徴です。
漁獲量が多い地域は長崎、石川、北海道、島根あたりが多いようです。

出世魚

ブリ大根

 

ブリは成長していくごとに名前が変わっていく出世魚です。関東方面ではワカシ、イナダ、ワラサ、ブリとなっています。関西はモジャコ、ワカナ、ツバス、ハマチ、メジロ、ブリと呼ばれているようです。
出世魚はかなり昔の段階から縁起物として親しまれてきました。江戸時代では武士や学者が出世すると名前を変えていくのになぞらえていたからです。
縁起も良く美味しいブリは欠かせない食材の一つです。

今回はブリについてお話させていただきました。脂の乗ったブリをつまみに飲むお酒は最高ですよね。また、縁起の良い魚ですのでそれにあやかって出世していけたらいいですよね。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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