ブログ六本木店

2018.11.25

秋の七草について

春の七草は、「七草粥」でみなさんご存知だと思いますが、「秋の七草」をご存知でしょうか?目で楽しむ秋の七草は、季節の移り変わりを実感できるステキな風習です。

本日は、秋の七草についてお話させていただきたいと思います。

 

秋の七草

秋の七草
春の七草は、「食べて無病息災を願う」という意味を持つのに対し、秋の七草は、「眺めて楽しむ草花」とされています。
ちなみに、秋の彼岸に供える「おはぎ」は、秋の七草の「萩」に由来しています。

春の七草は、正月に疲れた胃袋に優しい「七草粥」を食べる風習があるので耳にしたことがあるかと思いますが、秋の七草は初耳だという方も多いのではないでしょうか?

 

女郎花(オミナエシ)

オミナエシは、チメグサまたは敗醤(はいしょう)とも呼ばれ、秋の七草の一つです。沖縄を除いた日本全土や、中国から東シベリアにかけて広く分布しています。

オミナエシは、夏までの期間は根出葉だけを伸ばし、その後に花茎を立てます。葉はやや固くてしわがあり、草の丈は60~100 cm程度で、8月~10月に黄色い花を咲かせるのです。

日当たりの良い草地に生えるので、かつては手入れが行き届いたため池の土手などが生育地でしたが、現在では放棄された場所が多いため、自生地は非常に減少してしまっています。日本では古くから、前栽、切花などの他に、漢方にも用いられてきたそうです。

「萩」とは本来はヨモギ類の意味で、「はぎ」は国訓であるそうです。
ハギは、マメ科植物特有である根粒菌との共生により、痩せた土地でも良く育つという特性があります。ハギのこの特徴が買われ、古くから道路斜面や治山、砂防などの現場で緑化資材として活用されているのです。現在では、主に「ヤマハギ」や「メドハギ」の種子が斜面緑化のために用いられています。

 

クズは、なんと10メートル以上に伸び、全体に褐色の細かい毛が生えているのが特徴です。
クズの根本は木質し、地下では肥大した長芋状の塊根となり、その長さは1.5メートルで、直径は20センチに達するそうです。
葉は幅広く大きく、裏面は白い毛が密生して白色を帯びています。
クズは、8月~9月に濃紺紫色の甘い芳香を発する花を咲かせます。花色が白いものは「シロバナクズ」、淡桃色のものは「トキイロクズ」と呼ばれています。

 

撫子

ナデシコ
8月~9月ごろになると咲き始めるナデシコも、秋の七草の一つとして知られています。
淡紅色や白色の花びらで、先が細かく分かれた優雅な姿が特徴的です。

ナデシコは、鑑賞用以外に薬用としても利用されていて、開花期の全草を瞿麦、種子を乾燥したものを瞿麦子と言い、これらには利尿作用や通経作用があると言われているのです。

 

桔梗

 

キキョウの根には、「サポニン」を多く含むことから生薬として利用されています。生薬としてのキキョウは、根が太くて内部が充実し、えぐ味の強いものが良品とされているのです。サポニンには、去痰や鎮咳、鎮痛、鎮静、解熱作用があるとされています。キキョウの主な産地は、韓国や北朝鮮、そして中国です。

 

この他には、「ススキ」と「藤袴」が秋の七草として挙げられています。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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