ブログ六本木店

2018.9.10

青梅と梅の種類

日本の食文化を語る際に欠かせない梅の種類は多く、古くから調味料として使用されてきました。なんとなく健康に良さそうな梅ですが、実際に私たちの体にいい影響を及ぼしてくれる効果が検証されているのです。

本日は、青梅についてお話させていただきたいと思います。

青梅とは

青梅
青梅とは、熟す前の青い梅の実のことを指します。一口に「梅」と言っても、梅にはたくさんの種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。

そもそも梅には500種以上の品種があるとされ、さらに「アンズ」や「スモモ」と複雑に交雑していることもあり、花梅については園芸上諸説の分類があると言われ、実梅も同じ種であるので同様に分類できます。
梅は、野梅系、緋梅系、豊後系に大きく3つの系統に分けることができます。果実は、みなさんもお馴染みの梅干しや梅酒、梅酢、ジャムなどにして食用としていますよね。梅には、強い酸味があるのが特徴的で、クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含むため、健康食品としても親しまれています。

中国では梅を紀元前から酸味料として使用されていて、塩とともに最古の調味料だとも言われています。日本語でも使われている、よい味加減や調整を意味する「塩梅(あんばい)」とは、元々は梅と塩による味付けがうまくいったことを指す言葉なのだそうです。

さらに、漢方薬の「烏梅(うばい)」とは、藁や草を燃やす煙で燻した梅の実のことを指し、それは健胃や整腸、駆虫、止血、強心作用があるとされています。

ちなみに、サッポロ飲料株式会社と近畿大学生物理工学部、和歌山県工業技術センターの共同研究では、梅の果実成分によって疲労を軽減する効果が実証されています。梅酒を半年間飲むことによって、HDLコレステロールが増加、動脈硬化指数が低下し、血圧が低下傾向となり、血糖値には変化がなかった、との報告もあるのだそうです。

 

梅の種類

青梅
梅には、驚くほど多くの種類がありますが、本日はその中でもポピュラーなものを取り上げてみたいと思います。

■南高梅(なんこううめ)
南高梅は、現在日本国内で主に栽培されている種類の梅です。1902年に和歌山県日高郡の高田貞楠が発見し、1954年に和歌山県旧南部川村の「梅優良母樹調査選定委員会」にて優良品種の1つに選ばれました。南高梅は一重の白い花を咲かせ、果実の重さは約25~35gで、鮮やかな紅色になります。果肉は厚くて柔らかく、さらに種が小さいため梅干しに適しているのです。

 

■小粒南高(こつぶなんこう)
小粒南高は、その名の通り南高梅の小粒の品種です。来歴は不明とされていますが、S遺伝子型の片方が南高と一致し、さらにSSR遺伝子も南高と同じものが多いことから、南高を種子親とする自然交雑実生の優良系統であると推測されています。花は白の一重で、果実の重さは約16~25gです。南高梅の受粉樹として使用することができ、実の品質は南高梅と同等とされ同時収穫、出荷が認められています。そのため、受粉樹としての使い勝手がよく、南高梅の栽培園地に小粒南高も混植されることが多いそうです。

 

■パープル南高(ぱーぷるなんこう)
パープル南高は、南高梅の枝変わりの品種です。2002年に和歌山県田辺市稲成町で発見され、2012年8月に品種登録されました。パープル南高の木の性質などは南高梅と同じですが、果実の表面が紅紫色で、梅酒や梅シロップに加工するとエキスがピンク色になるのが大きな特徴です。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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