ブログ六本木店

2017.8.5

鱚(キス)という魚について

鱚(キス)は、釣りの対象としてもおなじみの魚ですが、味にクセがなく淡泊な味わいですので、天ぷらやフライなどといった様々なお料理にも活用することができます。

今回は、鱚(キス)についてお話させていただきたいと思います。

鱚(キス)とは

鱚(キス)
みなさんもよくご存知の通り、キスの多くは食用に利用されるのはもちろん、釣りの対象としても人気が高い魚ですよね。

キスは、南アフリカから日本、オーストラリアにかけてのインド洋、さらには西部太平洋と広い地域に生息しています。キスのほとんどは海岸付近の砂底で生活しているのですが、一部のキスの稚魚は河口などの汽水域や淡水に生息することもあるそうです。
夏に産卵期を迎えると、沿岸の非常に浅い場所まで移動し、砂浜などでも頭を下げて泳ぐ姿を見ることができます。肉食性であるため、ゴカイやスナモグリ、ヨコエビなどといった海底にひそむ生物を捕食しています。

おもなキスの種類

一口にキスと言っても、実は非常に多くの種類がいます。
例えば、「シロギス」の全長は35㎝ほどで、北海道南部以南の日本沿岸から東シナ海にかけての地域に生息しています。淡い褐色をしていますが、体の側面は光を反射して虹色に光るのが特徴的です。投げ釣りの一般的な対象としても知られていて、シロギスだけを釣る大会も開催されるのだそうです。

「アオギス」の全長は40cmほどで、その名の通り青みの強い体の色が特徴とされています。昔はは東京湾や伊勢湾にも生息していたのですが、水質汚濁などによって産卵に必要な干潟がなくなってしまったため、現在では九州や台湾などといったごく限られた地域に生き残るのみとなっているが残念です。

「ホシギス」の全長は25cmほどで、奄美大島より南の地域に多く生息しています。ホシギスは、死ぬと体の側面に褐色の斑点が浮かび上がるのが特徴的です。

「ダイオウギス」の全長は、大きいものだと70cmに達するという大型の魚です。オーストラリア近海に多く生息し、日本には生息してません。ダイオウギスの全身には、褐色の小さなまだら模様があります。

 

キスの食材としての利用

鱚(キス)
キスの身は脂肪が少なく柔らかい白身が絶品ですよね。シンプルな塩焼きのほかにも、刺身や天ぷら、フライなどに調理すると美味しく食べることができます。
それらの調理例の中から、今回はキスの天ぷらの作り方を簡単にご紹介したいと思います。
まず、キスのウロコとワタをとります。
背開きにしたら、骨をとりましょう。
キレイに洗ったら余分な水気をとり、小麦粉を少々をつけておきます。
混ぜ合わせ衣は、水と小麦粉をさっくりと混ざ合わせてつくります。
油を170度まで熱したら、衣をつけて揚げましょう。
こんがりと程よい色味に仕上がったらできあがりです。
塩または天つゆでいただきましょう。

次は、「ムニエル」の作り方のご紹介です。
まず、大きなお皿にキスを並べます。
重ならないようにして並べたら、塩を全体に少々かけて、そのまま15分待ちます。
キッチンペーパーで表面の余分な水気を拭き取ります。
さらに、塩とブラックペッパーを片面だけにかけたら、小麦粉を全体にしっかりつけます。
フライパンにサラダ油をしいて、中火で両面焼き色がつくまで焼いたら完成です。

淡泊で味にクセのないキスは、さまざまなお料理に活用しやすい食材ですので、是非みなさまもお試しください。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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