ブログ新橋店

2018.9.11

伊佐木という魚

伊佐木の刺身

伊佐木(いさき)という魚はご存知でしょうか。伊佐木の漁獲は1年を通して実施されていますが、旬は5~7月頃までです。ちょうどその時期が産卵期と重なり一番脂がのっていて美味と言われています。大きさも非常に手頃で扱いやすく、お刺身や塩焼きが非常に美味しく頂けると人気の魚です。本日は、そんな伊佐木についてお話しさせていただきたいと思います。

伊佐木

 

イサキの特徴

 

まずは伊佐木とは、どのような魚なのかについてお伝えしていきます。日本で漁獲される伊佐木の内、約3割は長崎で漁獲されています。そんな伊佐木は一人前と言われる大きさである30cmになるのに約3~4年かかると言われています。成魚になると全長約45cm、最大でも50cmほどと言われています。40cmの頃には重さが約1kgになります。幼魚の時に体に黒っぽい縦縞が現れその模様が猪の子供に似ていることから「ウリンボ」と呼ばれるようになったそうです。体表には非常に細かい鱗が密集しており、ザラザラとしています。色は成魚がオリーブがかった褐色、幼魚は黄色の縦縞が3本あるのが特徴の一つです。成長するにつれこの縦縞は薄れてくるそうですが、成魚になってからでも春と夏にはこの縦縞がまた見られるようです。お昼間は水深約50m~100m辺りで潜んでいるそうですが、夜行性の伊佐木は夜になると海面近くまで上がってきて泳ぎだします。伊佐木は肉食ですので、夜海面まで上がってきた際には、小魚や甲殻類、多毛類等の小動物を捕まえて食べているそうです。産卵期は夏で、浅瀬の海藻の中に浮遊性のある卵を産みつけ、1日後には孵化します。稚魚は海中にあるプランクトンを食べながら成長していきます。オスの伊佐木は2年で成熟し、4年目には全て成熟しきります。伊佐木は非常に豊富なカリウムが含まれています。また併せて消化の良いたんぱく質やビタミンA、ビタミンB が多いとされています。上記栄養素の健康的効果としては、疲労回復 や高脂血症・動脈硬化の予防、イライラ予防、骨、歯の強化と言われています。

 

 

伊佐木美味しい食べ方

では、伊佐木はどのようにして食べるのが美味しく頂けるのでしょうか。冒頭に記載したように、お刺身や塩焼きは非常にお手軽に食べることができかつ美味しいと定評のある伊佐木の食べ方です。その他には、なめろう、しゃぶしゃぶ、カルパッチョ、炙りタタキ、唐揚げなど非常にバラエティ豊かな調理方法で伊佐木を楽しむことが出来ます。

今回はご家庭でも楽しめる伊佐木のお勧めレシピをご紹介致します。

 

伊佐木のなめろう

①まずは伊佐木を3枚に下ろします。

②腹骨をすき取り、皮と血合い骨を取り除きます。

③下処理した伊佐木を包丁で粗めに刻みます。

④大さじ1の味噌に小さじ1/2の酒を加えて混ぜたあと、小さじ1/2の醤油を加えます。

⑤③と④を混ぜます。

⑥ネギや生姜などの香味野菜を⑤に加え全体をよく混ぜ合わせます。

⑦あとは盛り付けるだけ。

 

伊佐木のタタキ

①まずは伊佐木を3枚に下ろします。

②皮をつけたまま腹骨を包丁で取り除きます。

③料理用のバーナーで炙ります。

④お好みの焼き目がついたら、氷水にさっとくぐらせ水気を取ります。

※完全に火を通さず、基本的には焼き目は軽くで大丈夫です。

⑤冷ました伊佐木をお刺身と同様に切ります。

⑥あとは盛り付けるだけ。

お召し上がりいただく直前にレモンを絞ったり、塩やわさび醤油、ポン酢でいただいても非常に美味しくいただけます。

 

伊佐木の刺身

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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