ブログ新橋店

2017.12.2

菊は見ても良し、食べても良し

冬には寒ブリなど美味しいお刺身がスーパーに並びますが、その造りの中に菊の花が飾られていることがありますよね。この花は食用菊で、色を楽しむだけでなく食べることもできますビタミンなども豊富なので、是非食べていただきたいですが、捨ててしまう人も多いと聞きます。ということで、本日は、菊についてお話させていただきたいと思います。

 

菊とは

菊 大輪

菊(きく)はキク科キク属の植物で、和菊と洋菊があります。和菊は日本において観賞用に発展していった品種群を言います。洋菊はヨーロッパの西側で発展していった品種群です。

日本では観賞用の植物として重宝されただけでなく薬草としても使われ提案した。平安時代には、旧暦の9月9日に重陽の節句と呼ばれる菊の節句が行われ、これは明治時代まで続いたそうです。現代では皇室園遊会として重陽の節句が残っています。日本において盛んに菊の栽培がおこなわれた理由として、稲との栽培プロセスの類似があげられるという説があります。春に植えて、夏に成長を見守り秋に観賞するというリズムが似ているため、根付きやすかったということだそうです。現在では愛好会主催の品評会が秋に行われています。菊は皇室の紋に使われていることでも知られていますが、このはじまりは後鳥羽上皇の身の回りに菊をあしらったことからとされているそうです。南北朝時代以降には天皇より公家や武家に渡されるものに家紋を使用するようになったようです。鎌倉時代には衣装の模様や蒔絵にも使われていました。

ヨーロッパ諸国では、フランスやポーランドにおいて白菊がお墓で用いられ、中国や韓国で葬儀に菊が使われています。日本でも古くから亡くなった方へのお花として使用され、この習慣から病人へ見舞に渡すことは避けられてきました。

続いて菊の種類について紹介します。

まずよく見る一枝に一輪ついた菊の花は大輪と言われます。これを三本仕立てや福助づくりなど伝統的な形にして観賞するそうです。

菊の中でもお花の花弁が多数あり、中心に向かって軽く盛り上がっている物を厚物と言うそうです。花弁がなるべく整然と並んでいるものが良いものとして評価されるのだそうです。他に何個か豪華な名前のついている物があります。まず「地辺の月」です。これは淡い色味から純白に変化する大輪です。他に「銀河」という白の大輪、鮮やかな黄色の大輪の純白の「初瀬」など様々あります。

 

食用菊

食用菊 酢の物

菊は見るだけではなく食べることもできます。食用の菊は山形県、青森県などの東北地方や新潟県で栽培されています。食用の花は花びらの身を食べるものが多く、よく刺身のつまとして飾られています。これを食べずに捨ててしまう方も多いですが、勿体ないです。

菊には栄養素が多く、嬉しい効果が何個もあります。一つはビタミンCを摂取でき、抗酸化作用があることです。2つ目はビタミンEを摂れるので血行が良くなります。3つ目はビタミンB2 の摂取により、アンチエイジングや美肌効果が期待できます。また、生ものに飾っているのにも理由があります。殺菌と解毒の効果が高いため、生ものに乗せるのだそうです。また、菊の香りは虫を避けさせる害虫予防効果もあるそうです。食べるのが苦手な人は醤油に散らして少しつけて食べてもいいと思います。

食用菊の他の利用方法としては、風味を利用して軽くゆでておひたしや酢の物にしたり天ぷらにしたりします。

 

見てもよし、食べてもよし菊を、今回ご紹介させていただきました。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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