ブログ新橋店

2018.9.12

アナゴのご紹介

アナゴ 蒲焼

皆さんはアナゴを召し上がりますか。ウナギと似ているけれど手ごろな値段で食べることができウナギよりさっぱりとした味なので、ウナギよりアナゴの方が好きという方もいらっしゃいますよね。アナゴとウナギの栄養価の違いも含めて、本日は、アナゴについてお話させていただきたいと思います。

 

アナゴの特徴

チンアナゴ

アナゴとはどんな魚かご説明します。アナゴはウナギに似ており、同じような細長い形をしていますが、鱗がありません。ウナギには鱗があります。成魚の大きさは種類によって違い、大きいものは1mを超えますし、30㎝ほどにしか大きくならないものもあります。熱帯地域から温帯地域と生息する海は広く、日中はあまり活動せず、夜に獲物を探して泳ぎます。肉食で多くのアナゴが貝類や小魚、ゴカイなど小さな動物を食べます。チンアナゴと呼ばれる種類はプランクトンを食べるそうです。

日中の活動しない時間帯は岩の影や海底の砂の中などに身を潜めています。砂や泥の中で生息する種類の特徴は集団を作ることで、自分の巣から半身のみ、時には頭だけを覗かせます。日本でいうアナゴはこの種類なのだそうです。

産卵期になると小さな浮遊卵を沢山産みます。生まれたばかりの稚魚は透明で細長いレプトケファルスという形態を取り、海中を漂いながら成長していきます。ある程度育つと変態して私たちが目にするアナゴの形になり、底生生活をするようになって、それぞれに適した生息域に定着します。

アナゴには食用にする種類が多いですが、日本各地で比較的多く漁獲される種類はマアナゴです。他にも漁獲されるアナゴはありますが、基本的に加工食品の材料とされることが多いです。そして、変態前の変態レプトケファルスは高級魚として食用になります。シラス漁で偶然取れることがあります。アナゴを漁獲する方法として日本で代表的なのは底びき網です。食べごろの大きさのアナゴだけを漁獲し、小さめのを逃がすために網目の大きさを工夫するなど資源管理を試みているそうです。また、アナゴは韓国でも漁獲されるそうです。

アナゴは国同士の間で問題にあることもあります。アナゴの獲り方には陥穽漁法(かんせいぎょほう)というかえしが付いたプラスチックの仕掛けを用いた漁獲方法がありますが、回収できなかった筒を海の中に放置する韓国の密漁者が問題になっています。放置された仕掛けはその後も大量のアナゴを犠牲にするため資源を損失させる恐れがあります。こういうものはゴーストフィッシングと呼ばれており、取り締まりが行われています。また日本産より韓国産の方が安く手に入るため、韓国産を日本産として売り出し、日本で流通してしまうことがあるようです。

 

食材としての利用

あなご 蒲焼

 

日本でのアナゴ料理について紹介していきます。日本料理では、マアナゴはウナギと同じような料理のされ方をします。天ぷらや寿司、煮アナゴなどです。八幡巻というアナゴをゴボウで巻いたものも有名です。丸ごと一本天ぷらにすると天丼や天ぷらそばに盛り付けた際に器からはみ出し豪華に見えます。ウナギと違いアナゴは値段も手ごろなため、名物や看板料理として出す店も多いです。

岡山県の郷土料理にはアナゴを使ったベタラというものがあります。これはポン酢に生の幼魚をつけてたべるものです。

広島県の宮島の方の名物にはご飯の上にアナゴの蒲焼を乗せたアナゴ飯があります。アナゴ飯は元々駅弁として考えられたものが評判を呼んで、名物に定着したようです。

 

鰻と穴子の栄養比較

最後にアナゴとウナギの栄養の差について少しだけ触れておきます。日本料理などの使い方は似ていますが、栄養はどうなのでしょうか。アナゴはウナギよりタンパク質が沢山含まれていますが、ビタミン類はウナギの方が多く、ミネラルに関してはあまり含有量が変わりません。カロリーはウナギより約4割低く、脂質も半分以下です。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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