ブログ京橋店
2020.10.23
すき焼き 東西の違い
寒い季節にいただきたくなる熱々の「すき焼き」。そんなすき焼きですが、関西と関東に違いがあることをご存知でしょうか?
本日は「東西のすき焼きの違い」についてお話しをさせていただきたいと思います。
作り方の違い
関西風のすき焼きは鍋に牛脂を使って肉を焼き、砂糖と醤油で味付けをしていく作り方がメインとなっており、そのあとに水分の多い野菜から入れ、煮えたところから食べていきます。それに対し関東風のすき焼きは、醤油・砂糖・みりん・酒・出汁で作った割り下を用意し、割り下を煮立たせてから野菜を入れ火を通しお肉を加えます。
関西風、関東風、いずれも溶き卵にくぐらせて食べることは共通しているのですが調理法が異なることが大きな違いとなっています。
もともとすき焼きは関西で誕生した料理であるため、関東ではかつて”すき焼き”ではなく”牛鍋”と呼んでいたようです。関東でのすき焼きのイメージに鍋が思い浮かぶのもその名残からだといいます。先にお肉を焼き割り下を使わずに酒や水で味を調節する関西風の方が元祖のすき焼きと言えるのかもしれません。
すき焼きの具材
関西風と関東風にかかわらず定番の具材となっているのは牛肉・長ネギ・しらたきです。すき焼きに欠かせない牛肉は火を通し過ぎないことが美味しくいただくポイントであり、また溶き卵にくぐらせることでマイルドな味わいに変わります。
牛肉に並び欠かせない具材となっているのが長ネギ。牛肉の旨味を吸収した長ネギは牛肉と一緒に食べることでまた違った食感を楽しむことができます。
また、しらたきはお肉と違い時間が経つにつれ味が染み込むためより美味しくいただくことができます。ご家庭によってはしらたきではなく糸こんにゃくを用いることも多いかと思いますが、お肉や野菜とは違った食感と味わいを楽しむことができ、すき焼きに欠かせない具材として定番となっています。
他にも豆腐や春菊、しいたけなど、具材に関しては東西にさほど違いがないようです。
いかがでしたか?是非違いを知った上ですき焼きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
当店は関東風のすき焼きをご用意しています。
https://kasuitei.jp/cms/shop/kyobashi/cuisine/dinner/
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。