ブログ京橋店
2020.5.12
マルメロをご存知ですか?

マルメロとは、古くからヨーロッパやアジアで栽培されている黄色い果樹で、ジャムやお酒などに加工して味わいます。
本日は「マルメロ」の食べ方についてお話しをさせていただきたいと思います。
マルメロについて
マルメロはバラ科マルメロ属に分類される果樹で、主に西アジアから中央アジアが原産となっており、日本ではあまり見かけない果樹ですが加工されて売られていることも多く、ジャムやお酒として楽しまれます。
マルメロの花言葉は「魅力」・「誘惑」・「魅惑」と女性的な花言葉で、ギリシャ神話に出てくる黄金のりんごはマルメロだったのではないかという説もあります。
カリンと混同されがちですが、カリンの花は紅色で、皮はツルツルとしており実は柔らかいです。それに対しマルメロは、花の色は白・ピンクで皮には細かい産毛があり実は硬いです。
とてもよく似ているため、マルメロのことをカリンと呼ぶ地域もありますが別の植物です。
マルメロは「ママレード」の語源と言われており、江戸時代に日本へ渡来してきたといいます。
現在マルメロの国内生産量9割を占めるのは長野県で、毎年10月頃が収穫時期となっています。時期になるとスーパーや直売所で販売されます。
マルメロの食べ方
香りが甘く一見生で食べられそうですが、生では酸味と渋みが強く食べられません。なので蜂蜜やジャム、お酒に加工をして味わいます。
加工することによって酸味や渋みが抑えられ甘い香りを楽しむことができ、とても良い香りがします。
◆簡単に作れる蜂蜜漬けの作り方をご紹介します。
作り方:マルメロを綺麗に水洗いをし、よく水気を拭き取ります。暑さ5㎜〜1㎝に輪切りにスライスしてマルメロが浸るくらい蜂蜜を入れます。約1ヶ月〜3ヶ月漬け込んで完成です。
お好みで、輪切りにしてからさらに細かく刻んでも良いです。また、使用する容器(瓶)はあらかじめ煮沸するなどして消毒をしましょう。
マルメロの種子にはアミグダリンという成分があり、加熱処理やアルコール漬けをするとベンズアルデヒドに変化します。
ベンズアルデヒドには咳止めや風邪予防、喘息の発作を抑える効能があり、中国や日本では昔から民間療法として利用されていたのです。
いかがでしたでしょうか?機会がありましたら是非「マルメロ」を味わってみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。