ブログ京橋店
2017.8.30
今が旬、夏バテには夏野菜

春も終わり、市場には夏の食材が所狭しと並んでおります。皆さまいかがお過ごしでしょうか。さて本日は夏野菜についてお話しさせていただきたいと思います。夏には多くの旬を迎える野菜があります。バーベキューで食べたり夏野菜カレーなどにすると美味しく食べることができますよね。それでは夏野菜についてご紹介していきたいと思います。
夏野菜とは
夏野菜とは夏に収穫される野菜のことを指します。主に、キュウリ、ピーマン、ナス、オクラ、トウモロコシ、トマト、ズッキーニ、かぼちゃなどが挙げられます。共通してビタミン類やカロチンが含まれていますから夏バテ対策に効果的です。それぞれの野菜の特徴についてみていきましょう。
ナス
ナスの果実はほとんどが水分と糖質でできています。ですから栄養価としてはそれほど高くないです。トマトと比べても脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンが少なくなっています。しかし食物繊維は比較的多くなっています。また、ナスといえばナスニンという成分が含まれていますよね。ナスニンは抗酸化作用があり、活性酵素の発生を抑えてくれます。これによりガン予防に効果があると言われています。また、コリンという成分も含まれていることはご存知でしょうか?コリンは機能性成分と呼ばれるもので、血圧とコレステロールを下げてくれる働きや動脈硬化を防ぎ肝臓の働きをよくしてくれる効果があります。プロテアーゼインヒビターという聞きなれない成分もあります。これは口内炎、関節炎、胃炎などを抑える働きがあり神経痛や痔にも効果があると言われています。
トマト
トマトは一般的には夏より春の方が美味しいのですが夏野菜として扱われています。これは日本でトマトの栽培が始まった頃、温室などの設備の技術が足りず春に種を撒き夏に収穫していたことに由来します。しかし現在は技術や設備が充実したことからトマトが最も美味しくなった時期に収穫することができるようになっています。ちなみにトマトは春ー夏ー秋ー冬の順に味が良いと言われています。季節ごとで味や食感は全く異なる面白い野菜で、冬は水っぽく夏は柔らかめ、秋と春は旨味が多くなるといった特徴があります。
ピーマン
ピーマンといえばお子さんが嫌いな野菜の上位にランクしているイメージの野菜ですよね。しかしこのピーマンは栄養価の高い野菜なんです。特に多く含まれている栄養素がビタミンCです。レモンなどに多く含まれる栄養ですよね。ビタミンCは風邪予防や疲労回復、肌荒れの改善などに効果が期待できます。
お子様が苦手な原因はあの苦味のせいだと思います。苦味の正体はクエルシトリンというポリフェノールの一種が含まれているからです。このクエルシトリンは高血圧予防や抗鬱作用が期待できる重要な成分ですから苦い分効果が高いのかなと思えば食べることも苦ではなくなりそうですよね。
ピーマンの原産は中南米と言われています。それが16世紀ごろに日本に伝来し、各地に広まりました。ちなみにピーマンによく似たパプリカは明治時代にアメリカから伝わったようです。ピーマンをスーパーで買う際には全体的に張りとツヤがあるものを選びましょう。ヘタの周りが灰色がかっているようなものはあまり鮮度が良いとはいえません。赤ピーマンに関してはシワが寄っていると品質が落ちていると言えます。
今回は夏野菜についてお話しさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。
これからの参考にしていただけたら幸いです。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。