ブログ京橋店

2019.12.31

仙台曲がり葱の特徴と発祥について

「仙台曲がり葱」とは、明治時代から手間ひまかけられて育てられている伝統野菜です。その特徴は、大きく曲がった独特の形にあります。辛味が強い仙台曲がり葱ですが、加熱すると甘みが増し、まろやかな味わいへと変化するのです。

本日は、「仙台曲がり葱」についてお話させていただきたいと思います。

仙台曲がり葱とは

仙台曲がり葱
冒頭でもご紹介した通り、仙台曲がり葱とは明治時代から仙台の岩切地区において手間ひまかけられて栽培されてきた、伝統野菜です。一般的なネギとの大きな違いは、そのユニークな形にあります。スーパーなどで売られている一般的なネギはまっすぐに伸びている「一本立ネギ」ですが、この仙台曲がり葱はその名の通り大きく曲がった形をしているのです。

生食だと辛味が強いのですが、加熱すると柔らかく甘くなるため、その風味を存分に味わうためには、シンプルな調理方法で召し上がるのがおすすめです。例えば、ぶつ切りにした仙台曲がり葱をごま油で炒めて、鰹節とポン酢をかけた「ネギのお浸し」は、仙台曲がり葱そのものの味を堪能することができます。

仙台曲がり葱の発祥について

仙台曲がり葱
仙台曲がり葱の発祥は明治時代にさかのぼります。仙台・岩切地区は地下水の影響によって湿気の多い土地であったため、ネギを栽培しても多くの水分が入ってしまうことに悩まされていました。「このような湿った土地でもネギを栽培するにはどうしたらいいのか?」と考えた時に、「ある程度育ったネギは一度抜いて、傾斜を付けて寝かせた状態にして、その上から土をかぶせる」といった方法が考案されたのです。
このように、傾斜をつけたネギは、寝かせられた状態から上に伸びて行こうとするため、大きく曲がった形に育つと言うわけです。

仙台曲がり葱の甘さの理由は、この栽培方法にあります。寝かされた状態にされたネギが上に伸びようとするストレスが、ネギを甘くするのだそうです。特に、最も大きくカーブしている部分が柔らかくて甘いとのことです。

形がユニークな仙台曲がり葱ですが、その味も絶品です。ぜひ、シンプルなお料理で素材本来の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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