ブログ京橋店

2017.8.19

冬瓜という夏野菜をご存知でしょうか

冬瓜

紫陽花が雨に濡れ、美しい花がより美しく咲いています。皆様いかがお過ごしでしょうか。本日は冬瓜についてお話しさせていただきたいとお見ます。冬瓜はあまり馴染みのある野菜ではありませんが、スイカやキュウリなどと同じウリ科の野菜です。その冬瓜の特徴や栄養素について詳しくご紹介して行きます。

 

冬瓜とは

冬瓜

冬瓜はインドやと津南アジアが原産と言われており、7月から9月の暑い時期に収穫期を迎えます。冬瓜の実は大きなもので80センチほどにもなるようです。

完全に完熟すると半年間は品質が持つと言われ長期保存が可能な食材と言えます。国内においては平安時代に栽培されていたと本草和名という書物に記載がありますが、それ以前からでんらいしたかについてははっきりとして事実は確認されてはいないようです。

一般的にスーパーなどで手軽に購入できる野菜です。購入する際にはずっしりと重みを感じるものや断面が観れる場合はタネがぎっしりと詰まっており、表面がみずみずしいものが良いと言われています。先程長期保存が可能な食材とは申し上げましたが、当然切り口を入れてしまえば痛みは速くなりますから過信は禁物です。お早めに召し上がる方が安心ですね。

 

冬瓜の名前の由来

 

冬瓜は旬が夏なのになぜ冬の瓜と書くのか疑問の方も多いかと思います。これについては冬の瓜という意味ではなく、夏に収穫しても冬まで美味しさが続くという意味を込めて冬瓜と名前がついたようです。冬瓜の皮は収穫してから常温でも2・3ヶ月は品質が落ちないと言われています。これは皮が丈夫な上きめ細かくて水分が抜けにくいことが影響しているようです。

 

食材としての利用

冬瓜

冬瓜の食材としての特徴の一つが水分量の多さです。95パーセントは水分と言われており栄養価は低いですが100gあたり15キロカロリーほどです。ダイエット中の方には嬉しい食材ではないでしょうか。冬瓜に似た食材のユウガオよりさらにヘルシーな食材ですね。

ユウガオよりもクセがないため煮物や汁物、あんかけ、和え物などにして食べられています。日本料理ではふろふきにすることもありますよね。

中国の広東料理では大きめの冬瓜の中身をくり抜き、そこに魚介類やハム、シイタケを具材にしたスープを入れ全体を蒸した料理のトンクワチョンというものが宴会など提供されることが多いそうです。

また、台湾では冬瓜の実に砂糖を加え水で煮込んだものがお茶の一種として親しまれているようです。その他でも砂糖との相性が良いのかお菓子などにすることもあります。皮についてはユウガオの代わりにかんぴょうにすることもできますし種は漢方薬の原料にして使われています。アジア圏を中心に様々な用途に使われているのがわかりますね。

 

冬瓜の栄養と効能

 

冬瓜はカリウムを多く含んでいますから、体内の余分なナトリウムを排出してくれる効果が期待できます。これにより体内の塩分バランスが保たれるわけです。利尿効果によりむくみを防ぎ、血圧上昇も防いでくれますから高血圧にお悩みの方にはオススメしたい食材です。

その他にはビタミンCも含まれています。ビタミンCはシミやソバカスの原因であるメラニンが作られるのを抑制してくれます。ですから美肌効果やアンチエイジング効果があると言えますね。

絞り汁を飲むことで暑気あたりや発熱時、食あたりにも効果があると言われています。

 

今回は冬瓜についてお話しさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。ヘルシーな上に様々な使い道や効能が期待できる食材です。ぜひ積極的にお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

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