ブログ京橋店
2018.9.11
時鮭のご紹介
日中は汗ばむことが多くなる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。さて本日は時鮭についてお話しさせていただきたいと思います。時鮭は秋以外の季節に獲れる鮭のことです。春や夏などの旬の時期を外した鮭、または旬の時期を知らない鮭という意味が込められています。それでは時鮭について詳しく見ていきましょう。
時鮭とは
冒頭でもご説明した通り、時鮭は普段獲れる時期ではない時期に獲れた鮭のことです。主に日本近海で採れるサケの種類としてはシロザケが多いため、時鮭についても種類としてはシロザケのことが多いです。日本ではシロザケが多く獲れていますが、他の種類としてキングサーモンや紅鮭・銀鮭・アトランティックサーモン・タイセイヨウサケなどがいます。これらの鮭はオホーツク海やベーリング海、アラスカ、太平洋に分布しています。タイセイヨウサケはその名の通り大西洋に分布しています。
そもそも鮭は秋に産卵をするために川をのぼっていきますよね。川で獲れる鮭は時期がずれたりすることはまずありません。しかし、海で獲れる鮭は夏の終わり頃に日本の沿岸部に寄ってきているため北海道近海で獲れることがあるそうです。ですから、時鮭はオホーツク海や北海道近海で春から夏にかけて多く獲れています。
鮭はやはり海で獲れたものが脂が多く乗っていて美味しいと言われています。反対に秋に川で獲れる鮭は餌を食べることなく泳いで来るため体が痩せていて美味しくありません。そのかわりにイクラに沢山の栄養が含まれています。
ですからやはり海で獲れる時鮭は脂ののりも良く、味も濃厚なものと言われていますから非常に美味しい食材であると言えそうですね。
時鮭と鮭児
時鮭は鮭児とよく似ています。見た目だけで判断することは難しく、お腹の中にある幽門垂の数で判断するそうです。220個ぐらいあることが鮭児の判断基準と言われています。
鮭児は一万匹に一匹という確率と言われていてその貴重さから一匹10万円もの高値がつくこともあります。非常に高価なものなので食べたことがある方はなかなかいないのではないでしょうか。
時鮭の栄養価
時鮭は元々はロシアのアムール川という川で生まれ、回遊中に北海道近海で漁獲されたもののことを言います。この時期は産卵前ですから、卵に栄養を取られることがないために多くの栄養を蓄えています。
時鮭だけではなく鮭全般に言えることですが、非常に程カロリーで健康に良い食材という特徴を持っています。それはビタミン類やアスタキサンチンを豊富に含んでいるからです。
まずビタミン類の効能ですが、ビタミンB1が含まれていますから、糖質の代謝を促してくれますし、ビタミンB2は脂質の代謝を助ける働きがあります。どちらも体内の脂肪や糖質を分解し燃やしてくれることでダイエットにつながると言えそうですね。
また、ビタミンAは肌や爪などの維持や発育を促してくれます。
アスタキサンチンは目の疲れを和らげてくれる働きや筋肉疲労を回復させてくれる働きが期待出来ます。それ以上に注目していただきたいのが抗酸化作用です。ビタミンCの約6000倍とも言われていますから肌のシワを予防するため、老化を防止するためには是非ともとっていただきたい栄養素ですね。
今回は時鮭についてお話しさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。一般的な鮭とはまた違う魅力があることをご理解いただけたでしょうか。もし召し上がる機会がございましたらぜひ。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。