ブログ京橋店

2018.9.11

柏餅について

柏餅

日中はもう夏がやってきたのかと思うくらいの暑さが続いています。皆様お元気でしょうか。さて本日は柏餅についてお話させていただきたいと思います。柏餅は端午の節句でお供え物として用いられますよね。その柏餅の作り方や歴史などについて詳しく見ていきましょう。

 

柏餅とは

柏餅

柏餅は上新粉で作った平たい餅を二つに折り、その間に餡を挟みその周りを柏の葉で包んだものです。端午の節句の際にお供え物としてよく用いられますよね。この柏の葉を用いたものは九代将軍の徳川家重から十代将軍の家治の時代に生まれたと言われています。なぜかしわが使われたかと言いますと、柏の葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないと言われています。そこに目を付けたのか、子孫繁栄という意味を絡め縁起を担いだものと考えられています。その後江戸のみで広まっていた柏餅は参勤交代により全国各地に広まりを見せました。1930年ごろまでは関東を中心として多くの人に食べられていました。柏の葉がなかなか手に入らない地域ではサルトリイバラというもので代用していたそうです。その後、柏の葉が輸入され出したので柏でくるむ柏餅が広く親しまれるようになったと言われています。

餡についてですが、つぶあんやこしあんが一般的ですがその他にみそ餡というものも使われることがあるそうです。これは京都に良く見られ、白みそ餡が多く使われているそうですね。

包んでいる葉っぱは食べても食べなくても良いのですが、一部で柏の葉を形どったビニール製のものでくるまれているものが売っていました。これは材料費や衛生上の観点からなのかはわかりませんがなるほどなという感情と少し寂しいような感情が混ざり合ったことを覚えています。柏餅は地域ごとで様々な呼び方があります。柏餅のほかにはしばもち、ちまき、いばらもち、かからだごなどと呼ばれているようです。

 

柏餅の作り方

 

それでは柏餅の作り方についてもご紹介していきましょう。まず、上新粉と砂糖、水をボウルに入れ混ぜ合わせます。その後ラップをしたあと電子レンジで1分加熱しましょう。そのあとに一度よく混ぜ合わせます。そしてまた電子レンジで2分加熱します。加熱が終わったらラップの上のおき粗熱を取りつつコシがでるまでよくこねます。

そして2つに分け、それを楕円形に伸ばしこしあんを包みましょう。最後に水洗い後に良く水気を切った柏の葉で包んで完成です。

簡単ですから皆さんも作ってみてはいかがでしょうか。

 

柏の葉

柏餅

何故柏の葉を使うかというと先程も述べましたが柏の葉には新芽が出るまでは古い葉が落ちないという特徴があるからです。これは非常に縁起が良いとされ、子孫繁栄や子供が生まれても親がまだ元気に生きているなどと言った良いことを連想できるからだと言われています。子孫繁栄のために柏餅を食べるといった良き風習はこれからも繋いでいきたいものですよね。

柏の葉っぱは清々しいスッキリとするような香りが特徴的です。この香りをお持ちに移すことで全体を引き立てているような気もします。

また、意外な役割として柏の葉はお持ち自体が乾燥することを防いでくれることかがあります。香りが良いだけではなく実際に乾燥防止の効果があるのは知らない方も多いのではないでしょうか。

 

今回は柏餅についてお話させていただきましたがいかがでしたでしょうか。この季節になると身近にある柏餅についてより知識を深めていただけたのなら幸いです。この日本の良き風習を構成にも伝え続けていきたいものですね。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

 

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