ブログ京橋店

2020.3.30

炊き込み御飯の歴史

炊き込み御飯の歴史

「炊き込み御飯」は、食卓に多く用いられる料理で馴染み深いものですが、日本では古くから作られていた料理なのです。お米の収穫が十分でなかった時代にお米を節約するため具を混ぜて炊いていたことが始まりといわれています。
本日は、「炊き込み御飯の歴史」についてお話しさせていただきたいと思います。

炊き込み御飯の歴史

炊き込み御飯の歴史
「炊き込み御飯の歴史」は古く、奈良時代に遡ります。当時は食事の量を増やすために「あわ」を米に混ぜていました。これが「あわ御飯」と呼ばれます。また、「かて御飯」と呼ばれる、米を節約するため混ぜて炊く具のことであり、麦やひえ等の雑穀や野菜、大根や芋などを混ぜて炊いていたようです。まさに、「炊き込み御飯」のルーツと言えるでしょう。

時代は変わり室町時代になると、かて御飯が料理の一つとして用いられるようになりました。米に麦をはじめ豆・栗・野菜などを入れて炊いていました。
江戸時代に入ると、えんどう飯・たけのこ飯・とり飯・大根飯・カニ飯などとレパートリーが増え、味や季節を感じる料理を楽しむようになったのです。

炊き込み御飯の世界

炊き込み御飯の世界
今から約80年前に、炊き込み御飯にも「日本五大銘飯(にほんごだいめいはん)」という日本を代表する米料理として5種類の炊き込み御飯が選定されました。
1、かやく飯:大阪府の料理
関西では「五目ご飯」のことを「かやく飯」と言います。具のことを「かやく」と言うことから来ているようです。

2、忠七飯:埼玉県小川町の料理
温かい御飯に新鮮な海苔を加え、つゆを入れてお茶漬けのような料理です。わさびや柚子を加えて食べます。

3、さよりめし:岐阜県山間部の料理
塩さんまをつかった炊き込み御飯のことです。「さより」は岐阜県の方言で細い魚を意味することから呼ばれています。

4、うすずめし:島根県津和野地方の料理
島根県の郷土料理で、野菜や高野豆腐、椎茸などをサイコロ状にしたものを薄口醤油で味付けをし、それに御飯をのせて三つ葉や海苔を加え熱い出し汁をかけて食べる料理です。

5、深川飯:東京都の料理
浅蜊などの貝類とネギなどの野菜を煮込んだ汁物を御飯にかけて食べる料理です。

炊き込み御飯は具材や食べ方が幅広く、文化や歴史を感じられる地域の炊き込み御飯は「炊き込み御飯」を味わう楽しみ方の一つですね。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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