ブログ京橋店
2020.2.3
筍の絹皮は柔らかくて美味しい貴重な部分

筍の絹皮とは、筍の柔らかい部分のことで、「姫皮」とも呼ばれています。ついうっかり捨ててしまいそうな部分ですが、柔らかな絹皮は様々なお料理で味わうことができますし、一つの筍からそう多くは取ることのできない貴重な部分です。
本日は、「筍の絹皮」についてお話させていただきたいと思います。
筍の絹皮について
冒頭でもご紹介したように、「筍の絹皮」とは筍の穂先に近い柔らかい部分のことを言い、「姫皮」とも呼ばれています。絹皮は、筍の先端を切り落とし、外側の皮を除いた内側にある、薄く柔らかい皮です。白く柔らかい絹皮は、酢の物やあえ物などと言ったお料理に向いていると言われています。
「絹皮」と言う呼び名の他に、「姫皮」とも呼ばれている理由は、幾重にも重なっている様子が十二単五例えられることから、このように呼ばれるようになったのだそうです。
ちなみに、筍に含まれるうまみ成分や栄養素は、先端の方が多いとのことです。老化防止成分も豊富に含まれていることから、美容にも効果的です。
筍の正しい茹で方
皮つきの筍を手に入れたら、茹でてアク抜きをする必要があります。
筍のアクを抜く正しい茹で方で、穂先までしっかりといただきましょう。
まず、皮付きの筍は先端を斜めに包丁で切り落とし、縦に切り込みを入れます。この際、皮はできるだけ剥かないようにしましょう。
大きめな鍋にお湯を沸かし、糠と一緒に茹でます。茹で時間の目安は45分程度ですが、一番堅い部分に串がスッと入れば大丈夫です。
筍が柔らかく茹で上がったら、冷めるまで放置してから、皮をむきましょう。その際、放置する時間が長いほどアクも抜けて行きますが、その反面、筍の風味も抜け出してしまいますので、放置し過ぎないことをおすすめします。
これから旬を迎える筍は、たけのこご飯や煮物、あえ物などといった様々なお料理で味わうことができますね。ぜひ、筍の先端にある絹皮まで味わってみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。