ブログ京橋店
2017.8.30
鰻と泥鰌の特徴を比較してみます

まだまだ暑さが厳しい日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。さて本日は鰻と泥鰌についてお話しさせていただきたいと思います。鰻と泥鰌は見た目こそ似てはいますがそれぞれ異なる特徴があります。それでは、それぞれの生態や特徴について詳しくみて行きたいと思います。
鰻の特徴
まず鰻の特徴についてお話しさせていただきたいと思います。鰻は世界中の熱帯から温帯の地域に広く生息しています。世界で19種類の鰻が確認されており、そのうち4種類が食用として扱われています。代表的なものはニホンウナギ・ヨーロッパウナギ・アメリカウナギ・オオウナギなどが有名どころでしょうか。デンキウナギやフウセンウナギなどは名前にウナギがついていますが正確には別の種類として扱われています。ヤツメウナギやヌタウナギは硬骨魚類としても分類されておらず無顎魚類として扱われていますから混同しないように注意してください。
日本においてウナギは古くから夏バテを防ぐための栄養食材として親しまれてきました。蒲焼きやうな丼にされることが多いですよね。国産で天然物のウナギは数が少なく高級食材とされており、スーパーなどでは輸入されたものが多くを占めています。
食材としての特徴をあげてますと、まず高タンパク・高ビタミン・ミネラルが豊富・消化吸収が良いなどの良いことばかりの食材と言えます。ビタミンに関してはビタミンA・B1・B2・Dが多く含まれています。加えてDHAやEPAも豊富です。
驚くべきことに縄文時代の遺跡からも鰻を食用として用いていたことを証明する骨が出土しているそうで鰻が日本人の食生活に密接した関わりを持っていることがわかります。
現代でも日本料理の食材として使われることが多いウナギですがウナギ専門の店を構えているところも多いです。土用の丑の日や暑い夏には繁盛している光景がよくみられます。
鰻は冬眠前の秋から冬にかけてが一番美味しいと言われています。これは冬眠前に栄養をたくさん蓄えているからです。ですから夏によく食べられますが、味を求めるのなら寒い時期に召し上がることをお勧めします。
泥鰌の特徴
続きまして泥鰌についてお話しさせていただきたいと思います。泥鰌は日本の田んぼや沼、湿地帯によく生息しています。また、中国や台湾などにも生息しており東アジアでは割と好んで食べられている食材です。鰻の旬は秋から冬とお伝えしましたが泥鰌の旬は8月頃と言われています。また泥鰌の1番の特徴はカルシウムの多さです。鰻も栄養豊富の食材ですがその鰻の9倍ものカルシウムを含んでいると言われています。これは魚類の中でもトップクラスの含有量だそうですね。
泥鰌を70g食べるだけで1日に必要なカルシウムが取れてしまいます。カルシウム不足の方にはうってつけの食材ですね。
それ以外ではビタミンDが多く含まれています。ビタミンDはカルシウム屋リンの吸収を促してくれる働きがあります。重要な役割がある栄養素なんですよ。
泥鰌に含まれているタンパク質はコレステロールや脂質が少ないものなんだそうです。ですからカロリーも鰻の3分の1程度で済みます。
土壌の体には強いぬめりがあることをご存知でしょうか?これはコンドロイチン硫酸という成分が含まれており血液を綺麗にしたり、細胞の活性化を促してくれます。
また、コラーゲンも多く含まれていますから美肌効果も期待できそうですね。
どちらも栄養満点の食材ですからぜひお召し上がりになってみてはいかがでしょうか?
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。