ブログ京橋店
2019.5.31
麩まんじゅうを作ってみましょう
麩まんじゅうは、京都を代用するお菓子です。外側を包んでいる笹の葉のさわやかな香りまで楽しむことができるので、暑い時期にぴったりなお菓子だと言えます。
本日は、麩まんじゅうについてお話させていただきたいと思います。
麩まんじゅうについて
麩まんじゅうとは、生麩で漉した餡をくるんだまんじゅうで、京都の銘菓の一つです。
一般的なまんじゅうは、小麦粉を蒸して作るのに対して、生麩を使用した麩まんじゅうは、もちもちの食感と、つるんとしたのどごしが特徴です。
その周りを包む笹の葉の香りが生麩にうつり、さわやかな香りを楽しむことができるのです。
麩まんじゅうに使用される生麩とは、モチモチとした食感が特徴の精進料理や懐石料理に欠かせない食材です。
小麦粉からデンプンが抜けたグルテンという物質を蒸したものが、生麩なのです。ちなみに、これを焼くと、お味噌汁の具材などとしてもお馴染みの焼き麩になるのです。
京都が発祥である生麩は、低カロリーで栄養価が高いので、ダイエット中の方にもおすすめの食材だと言えます。
古くは中国から日本へ伝来したもので、京都のお坊さんによって広まったのだとされています。一般的には、お吸い物や煮物などに使用されることが多いです。
麩まんじゅうの作り方
お店でも購入すると高価な麩まんじゅうは、自宅で作ることもできます。
ここからは、麩まんじゅうの作り方をご紹介したいと思います。
【材料:4つ分】
生麩 75g
塩 少々
中力粉 20g
茹で小豆(缶詰で大丈夫です) 60g
【作り方】
まず、茹で小豆は、あらかじめ丸めておきましょう。
生麩は、蒸し器で5分蒸し、すり鉢でなめらかにします。
そこへ塩と中力粉を加えて、よく混ぜ合わせましょう。
※よもぎを使用する場合は、ここでよもぎ粉末を加えましょう
材料をよく混ぜ合わせたら、1個ずつ丸くのばして、中に餡を包みましょう。
餡を包む際は、ラップを使用すると伸ばしやすいです。
全てに餡を包んだら、蒸し器に濡れ布巾を敷き、その上に並べて蓋をし、弱火で10分蒸しましょう。
蒸しあがったら、完成です。
暑い夏に清涼感を与えてくれる「麩まんじゅう」は、これらかの時期におすすめです。
ぜひ、みなさまも召し上がってみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。