ブログ京橋店

2018.9.11

高級食材のフグの特徴と注意点

フグ

心地よい風が吹く季節となってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。せて、本日はフグについてお話させていただきたいと思います。フグと言えばフグ刺しやてっちり、白子や唐揚げなどと美味しい料理になることで知られていますよね。その反面毒はある危険な食材という事もご承知のはずです。それでは河豚の特徴について詳しく見ていきましょう。

 

フグの特徴

フグ

フグと言えばあのお腹を膨らませた姿をイメージする方も多いのではないでしょうか。ちなみにフグは英語でpufferfishと呼ばれており、これは膨らむ魚という意味を持っています。どのようにして膨らんでいるのかと言いますと、体の中の胃の横にある膨張嚢という部位に水や空気をため込むことにより体積を二倍以上にしているそうですね。また、鋭い歯を持っていることも特徴の一つです。ほとんどの種類が海水魚ですが稀に淡水で生活している種類もいます。

そして、河豚を食べるうえで忘れてはいけないのが毒を持っているという事です。フグと名の付くものの多くの種類がテトロドトキシンという猛毒を筋肉や血液、内臓などに持っています。サキシトキシンやパフトキシンという毒を持っている種類もあります。フグが毒を持っていることについての説は大きく分けて2つあるようです。1つ目はフグ自身が毒を生み出していると考えられている内因説です。もう一つが外部から毒を取り込んでいると言われている外因説です。こちらの説の方が有力とされており、海洋生物・海洋細菌などによりフグ毒が生成されそれが食物連鎖によりフグの体内に蓄積されると考えられています。

天然のフグは種類ごとに毒の量や含まれる場所が違うことが多かったり、同じ種類のものでも季節などの理由により毒の量は変化します。

猛毒を持つフグですがフグ自体はテトロドトキシンに対して強い抗体を持っていることが分かっており、フグ自体が毒の影響を受けることはありません。

ある研究では養殖しているフグにテトロドトキシンを含まない餌を与え続けたところ、異常行動を引き起こすことが分かりました。ですから、河豚が正常に生きていくためにはテトロドトキシンが必要だという事です。

 

食材として利用

フグ

食用に利用されるフグは一般的にトラフグとマフグが多いのではないでしょうか。特にトラフグは高級食材として人気の種類です。フグは旬が冬と言われていますから、冬に食べられることが多いですよね。食用フグの消費割合の7割が京阪神地域で特に大阪に関してはダントツに多い消費量を誇っています。

主な調理例としてはフグ刺し、白子、唐揚げ、てっちり、卵巣の粕漬けなどにして食べられることが多いです。

 

そんなフグには多くの栄養が含まれています。タンパク質、ビタミン、亜鉛、マグネシウムなどどれも大切な栄養素です。

マグネシウムやカルシウムは骨を丈夫にしてくれる働きがあり、歯や骨が弱いという方には是非摂取していただきたい栄養素です。

また、特に知っていただきたいものがタウリンという成分が多く含まれているという事です。タウリンは栄養ドリンクなどにも多く含まれている成分で疲労回復に効果が期待できます。また、高血圧予防にも効果があります。タウリンは加齢とともに体内で作られる量が少なくなってしまうため食事で補う必要があります。

ですから、美味しいフグを食べることでタウリンも補える、まさに一石二鳥というわけですね。

またコラーゲンやナイアシンなどの美容効果も高い成分も含まれていますから女性の方にもおすすめした食材です。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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