ブログ六本木店

2019.2.28

うぐいという魚について

みなさん、「うぐい」という魚をご存知でしょうか?「うぐい」とは、沖縄を除く全国に分布している淡水の魚で、広く食用とされ、「うぐい釣り」も行われています。

本日は、ウグイという魚についてお話させていただきます。

「うぐい」について

うぐい
淡水魚のうぐいは、河川の幅広い水域で見られ、強酸性でも生きることができるというほど、水質が悪い環境でも生息することができます。
ウグイは、コイの仲間ではありますが、ヒゲがないのが特徴とされています。そして、体長は大きいもので40~50㎝ほどであり、体の色は銀色をしていて背部がやや黒く、腹部は白い色合いをしていますが、繁殖期になると体の側面にオレンジ色のラインがあらわれてきます。
沖縄以外の日本全国の川や湖、海に生息し、さらには朝鮮や中国、ロシアの一部にも生息しているそうです。

「うぐい」という名前の由来は、「鵜が喰う」魚ということから「うぐい」となったという説があるとのことです。

うぐいは、一生を淡水の河川で過ごす「陸封型のタイプ」と、成長するとサケのように海に下る「降下型のタイプ」に分かれれています。海に下る時期にはバラつきがあり、成長してから1年後下るうぐいもいれば、数年後に下っていくうぐいもいます。また、産卵のために川に遡上する時期もそれぞれで、1年後から数年後までと、さまざまなのです。ちなみに、海に下る降下型のタイプの方が大きな体に成長します。

うぐいは環境適応能力に優れているため、環境汚染にも比較的強く、一般的に他の魚よりも周囲の環境の影響を受けにくいとされています。そういった特徴から、うぐいは観賞用として飼育しやすい魚としても親しまれているのです。
うぐいは雑食性のため、昆虫や石に生えた苔など なんでも食べることで知られていますが、なんと産卵期には自分で産んだ卵までも食べてしまうことがあるそうです。もし、ウグイを飼育する場合には、淡水エビなどといった市販のエサを試してみましょう。

食材としての「うぐい」

うぐい
一般的に、うぐいは「美味しくない」とされている魚ではありますが、クセがほとんどなく淡泊な白身魚ですので、フライや甘露煮にすると、美味しくいただくことができます。
他にも、「うぐいの塩焼き」ではうぐい本来の味を簡単に楽しむことができます。川辺で釣り上げたうぐいは、内臓を取り除いて塩をふって串に刺し、炭火でじっくりと焼いて食べられることも多いそうです。もし、グリルを使用するのであれば、内臓を取って塩をふったら、水分を飛ばさないように両面を弱火でじっくりと焼きましょう。うぐいは淡泊な味ですので、山椒を加えた味噌などをつけて食べるのもおすすめです。
うぐいの塩焼きは火を通すため、内臓がついていても寄生虫の心配はありません。しかし、他の魚にも言えることですが、内蔵は非常に苦いので、調理の際に取り除くことをおすすめします。
ただし、有害物質で汚染されているような川に生息しているうぐいは、生ではもちろん、例え火を通しても食べてはいけません。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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