ブログ六本木店
2019.3.10
タラの芽について

タラの芽は、春を代表する山菜の一つですよね。独特の苦みが春の訪れを実感させてくれるタラの芽は、天ぷらやおひたしなどさまざま料理で味わうことができます。
本日は、タラの芽についてお話させていただきます。
タラの芽
タラの芽とは、ウコギ科のタラノキの新芽を指し、ほのかに感じる苦みや独特の食感が特徴です。「山菜の王様」とも呼ばれるタラの芽は、全国の広い地域に自生していますが、最近では栽培も盛んになっているようです。春の短い期間だけの特別な味覚だとされていましたが、栽培が進んでいることによって、スーパーなどで取り扱われる期間が昔よりも長くなりました。
山形県や群馬県、富山県などで多くハウス栽培されていて、これらは2~3月ごろからスーパーや八百屋さんなどで見かけることもあるでしょう。山野などに自生している野生のタラの芽は、3月~4月初旬が旬の時期だとされ、一部の山間部では6月頃まで採れることもあるそうです。
タラの芽には、「女だら(メダラ)」と「男だら(オダラ/オンタラ)」と呼ばれているように、雄と雌があることをご承知でしょうか?
ハウス栽培では女だらが用いられることが多く、表面のトゲが少ないのが特徴です。一方の男だらの表面には多くのトゲがあるのが見分ける際のポイントとなります。
タラの芽に含まれている栄養素
食べておいしいだけでなく、タラの芽には栄養素が豊富に含まれていて、その中でも特に注目したいのがカリウムです。
カリウムには、体内の余分な塩分や水分を体外へ排出する働きがあり、高血圧の方におすすめの栄養素だとされています。また、その他にもマグネシウムやリン、鉄分などのミネラルや、皮膚や粘膜を健康に保ってくれるβ-カロテンも豊富に含まれているのです。
タラの芽を使用した料理
天ぷらなどでそのまま使用するのでなければ、タラの芽を調理する際は、固いハカマを外してあく抜きをする必要があります。
鍋に沸騰したお湯を用意し、塩を少々加えたら2~3分程度茹でてあく抜きをするのですが、柔らかいものであればそれほどアクが強くないので、さっと茹でるだけでも大丈夫です。
タラの芽を使用する料理として代表的なのは天ぷらですが、他にもおひたしやあえ物、パスタの具材としても美味しくいただくことができます。パスタの具材として使用する場合は、塩ゆでしたタラの芽にニンニクとバター、オリーブオイルを合わせると、春らしさを演出できる一皿が完成します。
また、塩ゆでしてあく抜きしたタラの芽をポン酢やゴマ味噌などであえるだけでも、美味しくいただくことができるので、ぜひご家庭でもお料理してみてはいかがでしたでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。