ブログ六本木店

2017.12.23

ヒラメの特徴と魅力とは?

平べったい姿が特徴的なヒラメですが、よく似た形のカレイとの決定的な違いをご存知でしょうか?程よい甘みとクセの無い風味を持つヒラメは、高級食材としても有名ですよね。

本日は、ヒラメについてお話させていただきたいと思います。

ヒラメの特徴

ヒラメ
ヒラメは、太平洋西部に広く分布し、沿岸の砂泥地を好みます。

ヒラメは最大で全長1m、体重は10kgもの大きさになり、左右に扁平な体型をしているのが特徴です。その姿から、カレイと区別が付きにくいかもしれませんが、「左ヒラメに右カレイ」と言われているように、ヒラメの目は頭部の左側半分に偏って付いているのが大きな特徴です。また、ヒラメはカレイと比べて口が大きく、歯も1つ1つが大きく鋭いという点もカレイと区別する際のポイントです。

沿岸の砂泥地を好むヒラメは、海底では両目のある体の左側を上に向けて生活しています。そのため、ヒラメの両目は常に上の方向を見ていることになります。この特徴から、「自分の出世だけを気にし、常に上層部の機嫌をうかがっている人間」を「ヒラメ人間」と呼ぶのです。

ヒラメは主に夜の間に活動し、昼間は砂泥中に身を潜めて頭だけ出していますが、砂に潜っていない時は体の色を海底と同じ色にするのだそうです。
主に海底に生息している小魚や貝類を食べるヒラメですが、幼魚のときにはケンミジンコなども捕食します。そして、成長するにつれて魚類を捕食する割合が増えて、成魚では9割が小魚となるそうです。
そういったことから、カレイ釣りではゴカイやイソメといった動きの鈍い餌を用いるのに対し、ヒラメ釣りでは生き餌の小魚などといった俊敏な動きのルアーを使用します。

冬になると、ヒラメはかなり深い所にまで潜り、3月~7月の産卵期になりと水深20mぐらいの浅瀬まで移動してきます。ヒラメの卵は浮遊性で、卵から孵った稚魚は一般的な魚と同じように細長い姿で、目も両側に付いているのです。
ヒラメの寿命は数年程度と、カレイと比較すると非常に短いと言われています。その分、ヒラメはカレイよりも成長が早胃のが特徴で、養殖もしやすいとされているのです。

ヒラメと呼ばれるようになったのは14世紀頃からですが、日本では19世紀以前にはカレイとヒラメは区別されていませんでした。そのため、大きいものを「ヒラメ」、小さいものを「カレイ」と呼んでいたとされています。さらに、日本国内でも地域によって呼び名が異なり、「カレ」、「オオグチガレ」、「ソゲ」、「ハス」、「ホンガレイ」など、その土地によってさまざまです。

 

ヒラメの栄養

ヒラメ
ヒラメは、「白身の高級魚」として有名でしよね。上品な甘みがありクセが無く、程よい白身独特の脂が乗っているのが特徴です。
特に、「エンガワ」と呼ばれる、ヒレのつけ根の部分は高級部位とされ、脂や甘み、歯ごたえともに一級品だとされています。

ヒラメには、アミノ酸のバランスが良い良質のタンパク質が多く含まれていて、特に養殖のものはタンパク質や脂質、ビタミン類が豊富含まれていると言われています。
ビタミン類を具体的に挙げると、ビタミンDが100g中18μg、ビタミンEは1,4μg程度含まれているのです。

ヒラメを使用したお料理というと、薄造りが一般的かもしれませんが、他にもぞうすいやアラの吸い物、しゃぶしゃぶなど、さまざまな楽しみ方があります。

 

ヒラメは、とてもあっさりしていておいしい魚ですので、ぜひみなさんもお召し上がりになっていただきたいと思います。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

< 戻る

WEB予約はこちら

お電話でのご予約

瓢喜 香水亭 六本木本店

03-5414-1196

瓢喜 香水亭 新橋店

03-5510-9070