ブログ六本木店
2021.11.5
ワイングラスで日本酒は美味しくなります

皆さま、日本酒を飲む時にはどのような酒器を使っていらっしゃいますか。
お猪口や桝で飲むというのが、これまでの定番だったと思います。
ですが、日本酒はワイングラスで飲むと美味しくなるんです。
本日は、ワイングラスで日本酒を飲むのは美味しいというお話をさせていただきます。
日本酒にワイングラスが最適な理由
日本酒にワイングラスというスタイルは、海外からもたらされたものです。
というのも、皆さまご存じのように、欧米での日本食・和食ブームは世界に広がり、各国の都市部で様々な形で日本食が楽しめるようになりました。
その中で、日本酒も世界の食通に支持され「SAKE」は今や国際語になっているほどで、海外への輸出量は年々増えていっています。
海外ではワイングラスで日本酒を飲むというスタイルが一般的なのですが、そのスタイルは実は日本酒の「香り」と「見た目の美しさ」を得ることのできるものだったのです。
ワイングラスは、その形から日本酒のこれまでの伝統的な酒器では得ることのできなかった繊細な香りまでも感じさせてくれます。
大吟醸酒や吟醸酒といったお酒には、吟醸香=フルーティで上品な香りがありますが、この香りの成分を十分に発揮するにはワイングラスが最適なのです。
というのも、ワイングラスのように口元がある程度広いグラスで飲むと、飲む人の口、鼻をすっぽり覆います。
そうしたことで、日本酒の香が上に立ち昇ってくるために味がより鮮明になります。
また、見た目もワイングラスは底面まで見える形状のため、日本酒の微妙な色合いや粘性をも感じることができるようになりました。
試しに、これまで飲んでいた大吟醸酒や吟醸酒をワイングラスで飲んでいただきたいと思います。
香りや味わいの違いに、嬉しい驚きを持たれることでしょう。
ワイングラスで美味しい日本酒アワード
2011年から、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」という日本酒のコンテストが開催されています。
この賞は、日本酒の需要を掘り起こし、日本酒の文化継承・発展を祈念して行う取組みとして行われています。
ワイングラスの力を認識し、新たに見出された日本酒の魅力を広く伝えていこうという趣旨に賛同した専門家達により、ブラインドで評価するコンテストです。
「リーデル」の日本酒用ワイングラス
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」に使用されるのは、オーストリアのワイングラスメーカー「リーデル」の日本酒用ワイングラスです。
「リーデル」は、創業265年の名門ブランドで、ブドウ品種に合わせた多彩なラインナップのグラスを作っていますが、多くの蔵元や日本酒専門家の意見を聞いて日本酒のためのグラスを数年がかりで作成したのです。
日本酒用のグラスには、純米酒用、大吟醸用があるほか、脚付き、脚なしの形状があります。
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脚付きグラスは、冷たい状態が続くので冷酒を。
脚のないグラスは、少し高めの温度帯用に使うとグラスを通して手の温度が伝わりやすくなります。
また、それによってお酒の味や香りが開き、より美味しく召し上がっていただけます。
▶▶▶リーデル公式サイト
当店では、多くの日本酒のラインアップを取り揃えています。
ぜひ香水亭六本木本店で、日本酒とお料理のペアリングをお楽しみ下さい。