八寸の楽しみ方について

八寸(はっすん)の楽しみ方と言えば、やはり日本酒のお供なのではないでしょうか。「八寸（はっすん）」とは海や山の幸の小料理が文字通り八寸(約24㎝)の木盆に盛られたもののことを言います。

本日は、「八寸の楽しみ方」についてお話させていただきたいと思います。

八寸とは

冒頭でも触れたように、「八寸（はっすん）」とは、その名の通り八寸(約24㎝)の木盆に海の幸や山の幸を盛ったお皿のことです。また、お食事がひと段落した後に酒の肴として出す海の物、山の物、里の物の3品も「八寸」と呼ばれています。

八寸の起源は、一汁三菜のお料理を一通り食べ終えた後に、亭主がお酒をすすめるために盛りつけた小料理を出したことなのだそうです。基本的には季節の海の物、山の物、里の物を1品ずつ盛り付けるものだとされていますが、実際の八寸の内容はお店によってさまざまです。また、お店によってはこの八寸がない場合もあります。

日本料理における八寸の役割について

素材の良さを生かしたシンプルなお料理が多い和食において、八寸はお酒の肴として以外にも重要な役割があります。旬の素材を楽しむことができる日本料理ですが、その一方で料理全体がシンプルになり過ぎてしまう場合があります。そういった時に、八寸が料理の楽しさや豊かさを演出してくれるのです。

また、季節を表現するのにも八寸は有効です。食材だけでなく、花や葉などの飾りも自由に用いることができるので、アレンジ次第でいろんな表現を目でも楽しむことができるのです。季節ごとの旬の食材を視覚的にも楽しめるのは、日本食ならではの文化かもしれませんね。

八寸は、決してお料理のメインではありませんが、このように料理全体に華を添えてくれる効果があります。見た目にも楽しむことができる八寸は、「写真映え」することも確実です。

お酒の肴としてはもちろん、華やかさを演出する八寸。お料理の内容には特に決まりはありませんので、自由な発想でぜひご家庭でも楽しまれてみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。