ブログ六本木店
2021.11.5
和のお香

皆さま、「お香」の香りはお好きでしょうか。
お香の香りは、生活の中で、落ち着いたり元気になったりさせてくれます。
お香というと、あまり馴染みのない方には「お線香と何が違うの?」と思われるかもしれません。
本日は、和のお香についてお話をさせていただきます。
お香の魅力
お香の香りは、西洋のアロマの香りとはまた違う魅力があります。
「お香を焚く」という言葉があるように、一般的なお香は火を焚いて用います。
(火を用いないタイプのものもあります。)
お香の原料は、爽やかに香る木や花、果実などから作られた天然の香りです。
お香の原料として使用される天然香料には数十種類あり、素材を配合することで、香りの世界はさらに広がります。
お香に火をつけてると香りが広がりだし、時間が経つにつれて香りの深みが増していきます。
香りは大脳を刺激し、α波がよく出るようになって脳・心・体がリラックスさせてくれるといわれています。
お香を焚いた後、消えてもしばらくは香りがほんのりと漂います。
この香りを「残り香」といいますが、ほかのアロマなどの芳香剤にはない特徴です。
お香は、煙が香っているように思われるでしょうが、実は熱で温められた部分から蒸散される方向成分が香ってきているのです。
その香りが部屋の空気中に飛散されて壁などについて、香り続けるのです。
香水亭のお香
私共の店名となっている“香水亭”は、名物料理「蒸しゃぶ」のせいろ蒸しから立ち上がった水が香りとなってお客さんの心を捉えたいという思いからつけられた名前です。
当店では香りへのこだわりとして、お客様へのおもてなしの一つとして、お香を焚いております。
創業から300余年香づくり一筋という京都老舗「松栄堂」の白檀を使用しています。
白檀は、インド原産の樹木で英語ではサンダルウッドと呼ばれている香木です。
白檀は、世界各国の伝統儀式で使われていて、高貴で神聖かつ清々しさのある香りです。
名前を知らなくとも、日本でも白檀の香りといえばお線香の香りと思う方もいらっしゃる位、一番知られている香りかもしれません。
白檀の木で香るのは木の中心部分(心材)と根の部分だけで、伐採してから香りが立って熟成するまでに20年以上の長い年月がかかるそうです。
白檀の香りには、リラックスや瞑想効果、血流促進効果もあるそうです。
日本人になじみ深いこの白檀の香りで、お越し下さった方々が心落ち着くくつろぎや癒しとなるようにと思っております。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉をはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度、当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。