ブログ六本木店
2020.2.29
旬野菜「ふきたちな」

みなさま、「ふきたちな」という野菜をご存知でしょうか?今季を旬とするカブ菜の一種で小松菜の亜種なのでよく似ています。また、別名「てんば菜」とも呼ばれます。
本日は、旬野菜「ふきたちな」についてお話しさせていただきます。
ふきたちなとは?
石川県金沢市の笠舞地区では江戸時代から栽培されており、現在も煮物や漬物は郷土料理として親しまれている野菜です。見た目は小松菜とよく似ていますが、葉の部分は細かくギザギザとしていることが特徴です。
主な産地は石川県金沢市で雪が降った後の春頃が旬であり、茎が柔らかく、他の野菜と比べても甘みがあるので地元では人気がある野菜の一つです。
ちなみに「ふきたちな」の由来は、春になると一斉にトウ立ちし花を咲かす事から来ているそうです。
旬の「ふきたちな」はBカロテンをはじめビタミン・ミネラルが豊富に含まれ、風邪や貧血、美肌効果に適した野菜です。
クセがないのでバリエーション豊かな調理法で美味しく味わうことができます。
主な調理方法
「ふきたちな」は様々なお料理に用いることができ、煮物・漬物・汁物・炒め物・和え物など小松菜と同様な調理で味わうことができます。
傷みやすい野菜なので、早めに召し上がることをお勧めします。
保存する場合は乾燥防止のため湿らせた新聞紙やキッチンペーパーに包み、冷蔵庫で立てて保存しましょう。冷凍保存をする場合は一度湯通しをしてから小分けにして保存しましょう。冷凍保存は長期の保存が可能です。
収穫時期によってはアクが強い場合がありますので、気になる際はアク抜きをしてから調理又は保存をしましょう。
◆アク抜きの方法は、鍋に水を入れて「ふきたちな」を立てるように(根元から)入れて5分ほど中火にかけます。葉がしんなりとするまで茹でましょう。茹で上がったら約3時間冷水に浸すとアク抜きができます。
また、お浸しや和え物をする際は、さっと茹でる程度にすると食感や甘みを壊さずに美味しく味わうことができます。
手に入った際は、是非旬の「ふきたちな」を味わってみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。