ブログ六本木店
2021.12.6
焼肉定番の「ハラミ」、実はホルモンの一種

赤身のような見た目の「ハラミ」。
焼肉メニューの定番として、人気の肉ですがどこの部分かご存じでしょうか?
本日は、「ハラミ」についてお話をさせていただきたいと思います。
ハラミの部位
牛の「ハラミ」は、見た目も食感も赤身のようですが、実は横隔膜の筋肉を指します。
ですのでハラミは、内臓のホルモンなので、召し上がる時にはしっかりと火を通すことが大切です。
ハラミは、牛だけでなく豚、鳥にもあります。
牛の場合は、牛1頭から2~3㎏ほどしか取れない貴重な部位になります。
豚肉も同様に、横隔膜の部分を指します。北海道では「ツナギ」と呼ばれて人気の部位です。豚一頭からは200~400gほどを取ることができます。
鳥の場合は、横隔膜がないので、お腹周りの胸腹壁を指します。
いずれの肉の場合もハラミは、内臓系特有の臭みがないので、ホルモン系はくせがあるからと敬遠する方でも召し上がりやすい部位です。
さらに、赤身のようにうま味も味も濃いのに、脂身が少なめなのであっさりとした味わいです
カロリーも、他の人気の焼肉部位のロースやカルビよりも低めです。
脂身が少なめということで量を食べても胃もたれをしにくいうえに、カロリーが低めということでいっぱい召しあがっても安心ないいところどりをしている「ヘルシーな赤身的な肉」がハラミです。
焼肉の焼き方としては、しっかりと焼いて少し香ばしい焦げ目がつく位まで焼くと、肉の旨みと香ばしさが増し、より美味しく食べられるでしょう。柔らかい肉は、タレとの相性が抜群です。
ハラミとサガリ
ちょっと紛らわしいのが牛肉と「ハラミ」と「サガリ」との違いです。
この2つは、地域によって呼び名が2つの肉の呼び方がまちまちなのです。
もし、ご旅行や出張先で召し上がる時にはご注意ください。
どちらも人気の部位で、同じく横隔膜にあります。
サガリという名前の由来は、横隔膜からぶら下がっていることからと言われています。
ハラミは、横隔膜の背中側にある薄い部分、サガリは横隔膜の肋骨側にある肉厚な部分を指します。
どちらも比較的あっさりとした味わいですが、サガリはより脂の量が少ないので淡白でさっぱりしています。
関東・関西では、ハラミとサガリを区別せずに横隔膜全体をハラミと呼ぶところがあります。
九州では、2つの肉をしっかりと区別することが多いようです。
また、北海道や東北では横隔膜全体をサガリと呼ぶところが多いようです。
今なら、当店ではランチでもハラミをお召し上がりいただけます。
一度、ハラミの美味しさを味わいにお越し下さいませ。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度、当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。