ブログ六本木店

2021.6.10

牛肉の希少部位の宝庫“シンタマ”

シンタマ部位の場所

みなさま、牛肉の”シンタマ(芯玉)”という部位をご存知でしょうか?

牛の内モモの下部にある丸い赤身肉のかたまりで、個性的な部位が集まってできています。

全体的に、きめが細かく柔らかいのが特徴で味の濃い美味しい部位です。
本日は、シンタマについてお話しをさせていただきたいと思います。

シンタマって、どんなお肉?

 

 

シンタマは、あまり馴染みのない名前かもしれません。

牛の後ろ脚の付け根、内股の下部にあり、シンタマは、外ももとランプに挟まれるようにしてくっついています。

 

別名で、“まる”とも呼ばれています。

名前のいわれは、そのまんま、大きな丸い肉のかたまりの形状だから。

 

シンタマは、モモ肉としてはハイレベルの旨味があります。

色々な料理に使うことができますが、すき焼きやしゃぶしゃぶ、また、焼肉としてもおすすめで、焼肉ファンから人気があります。

 

4つの個性的な部位たち

焼き肉部位

シンタマには、個性豊かな4つの部位が結合しています。

牛一頭からわずか数キロしか取れない希少部位の宝庫がシンタマなんです。

シンタマを細分割すると、シンシン(芯々)・カメノコウ・トモサンカク(友三角)・シンタマカブリと分割することができます。

各部位は、それぞれに見た目やサシの入り具合、食感と柔らかさも異なります。

 

このうち、トモサンカクはご存知の方も多いのではないでしょうか?

一般的には、トモサンカクを分割して、残りを一つの塊肉として流通していることが多いと思います。

それぞれの部位の特徴をご紹介いたします。

 

◎トモサンカク

牛の後ろ足のもも側を「とも」と言います。

そのともについている三角形の形をした部位がトモサンカクです。

赤身のもも肉とは思えないほど霜降りがしっかりと入っているのが特徴です。

脂の濃厚な甘み+赤身のコクも楽しめる、味のパランスが抜群なんです。

霜降りが入っているので、柔らかいです。

 

焼肉・サイコロステーキに向いています。

 

◎シンシン
シンタマの中心部にあたるシンシンは、モモ肉でありながらキメ細かで非常に柔らかです。

シンタマのお肉の真ん中についているので、「マルシン」とも呼ばれています。

赤身と適度なサシが入り、アッサリしながらもコク深い味わいを楽しめます。

 

ステーキ・ローストビーフに向いています。

 

◎カメノコウ

最奥のシンシンを守るように位置したところにあり、亀の甲羅みたいな形をしています。

脂身が少なく、赤身肉の旨みがたっぷり詰まった部位です。

まさに、亀の甲羅のように、この部位は硬いです。

 

けれども、旨味の強い部位なのでローストビーフに向いています。

肉の目を上手くカットすれば焼肉・薄切りでも十分召し上がれます。

 

◎シンタマカブリ

シンタマカブリは、大腿骨に密着する形でついています。

マルカワともいいます。

シンタマの中で最もとれる量が少ない部位で、柔らかい肉質でキメは細かく、サシは少なめです。

脂が少なくしつこくないため、赤身の旨味を味わえます。

 

焼肉、カレー、シチューに向いています。

 

当店では、ランチでもディナーでも“シンタマ”をお召し上がりいただけます。

旨みあふれるシンタマをお楽しみ下さいませ。

 

また、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理もご用意しております。

ぜひ一度、当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

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