ブログ六本木店
2019.3.29
筍(タケノコ)について

筍(タケノコ)は、春に旬を迎える食材の一つですよね。たけのこご飯や煮物料理などで楽しむ方も多いのではないでしょうか?みなさんもよくご存知の通り、タケノコは竹の「芽」の部分です。
本日は、今が旬の筍(タケノコ)についてお話させていただきます。
筍(タケノコ)について
イネ科であるタケノコは、温暖な地域に多く生息しています。一口にタケノコと言っても、その種類は多くなんと70種類ほどあると言われているのです。
タケノコは漢字で「筍」と書きますが、これはタケノコの成長が早く、一瞬で竹に成長してしまうという意味をもっています。筍いう漢字が持つ意味の通り、タケノコは10日ほどで竹にまで成長してしまうほどそのスピードが速いので、食べることができる期間も短いものなのです。
タケノコの主な生産地は、福岡や鹿児島、熊本などといった九州の地域が多く挙げられます。
タケノコに含まれている栄養素
タケノコには、グルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸と言ったうまみ成分が豊富に含まれているのが特徴です。さらに、食物繊維がとても豊富ですので、大腸がんのや便秘の予防・改善などに役立つとされています。
また、体内の余分な塩分と水分を排出する働きのあるカリウムも豊富に含んでいるため、高血圧症にも効果的だと言われています。
ちなみに、タケノコから出てくる白い粒状のものは「チロシン」と呼ばれる成分で、これには疲労回復の効果があるそうです。チロシンは食べても害はありませんが、タケノコには強いアクが多く含まれているので、食べ過ぎると吹き出物などの症状が出ることがあるので、注意しましょう。
竹の種類
先ほども触れたように、タケノコには70種類もの品種があります。
その中でも、特にポピュラーなものを今回はご紹介したいと思います。
■孟宗竹(もうそうちく)
一般的にタケノコを指す種類のもので、原産は中国江南地方だとされています。
独特のえぐみが少なく、甘みと歯ごたえが特徴的です。
■淡竹(はちく)
淡竹(はちく)は、孟宗竹(もうそうちく)よりも細く、美しい淡い緑色が特徴的な竹です。
淡竹のタケノコは、一般的に市場ではあまり出回っていないのが残念です。
■真竹(またけ)
真竹(またけ)は、細めの竹で独特のえぐみと強いアクはあります。
■根曲がり竹
比較的小型で1㎝~2㎝程度という細さの竹なので、スーパーなどでは山菜と同じように売られています。
アクが少なく、歯触りが良いのが特徴です。
春になるとスーパーなどでも多く出回るタケノコは、たけのこご飯や煮物、採れたての新鮮な物であれば刺身にしてもおいしく食べることができます。
ぜひご家庭でも味わって春の訪れを楽しんでみてください。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。