ブログ六本木店
2019.3.10
蛤(はまぐり)には美味しさと栄養が豊富です

もともと同じ貝の貝殻でなければぴったりと合わさることができない事から、蛤(はまぐり)は夫婦の縁起物とされていることでも知られていますよね。
本日は、蛤(はまぐり)についてお話させていただきます。
蛤(はまぐり)について
一般的にハマグリと呼ばれているものには、ハマグリ以外にも「チョウセンハマグリ」や「シナハマグリ」があり。チョウセンハマグリは朝鮮のハマグリという意味ではなく、古くから日本に生息している在来種とされています。シナハマグリとは、中国からの輸入や移殖されたハマグリで、中国産のものがほとんどです。
5月~10月に産卵期を迎えるハマグリの旬は、産卵にむけて栄養をたっぷりと貯めこんでいる2月~4月ですので、3月3日のひな祭りには欠かせない食材とされています。
ハマグリは、北海道北部を除く日本各地に広く分布し、熊本県や三重県、千葉県で多く漁獲されます。ハマグリは、内海の浅い砂地に生息し、冬の間は砂の中に潜ってしまいますが、春になると表面に出てくるという習性を持っているのが特徴です。
蛤に含まれている栄養素
鉄分を多く含むハマグリは、貧血の予防・改善に効果的だと言われています。同時に、タウリンや鉄分、亜鉛などのミネラルも多く含んでいることから、高コレステロールの改善や動脈硬化、高血圧症を予防・改善したり滋養強壮にも効果があるとされてる優秀な食材なのです。
また、特に注目したいのが、ハマグリに含まれているビタミンB12という栄養素です。ビタミンB12は野菜などには含まれておらず、貝類ならではの栄養素と言えます。ビタミンB12にどのような働きがあるのかというと、DNAの合成や調整、正常な細胞の増殖を促したり、神経を正常に働かせるなどといった効果が上げられます。
蛤を使用したお料理
Fried clams with chili in paste
スーパーなどでも簡単に手に入れることができるハマグリは、もちろんご家庭でも美味しくいただくことができます。
ハマグリを使用したお料理として代表的なのが、お祝いの席に欠かせないお吸い物ではないでしょうか?ハマグリにはとても強いうまみ成分が含まれていますので、お吸い物のようなシンプルなお料理に使用するのがおすすめです。昆布だしと料理酒、塩を少々で味付けしたお吸い物は、ハマグリの風味を堪能するのにぴったりです。
また、お酒と一緒に蒸すだけでできる「ハマグリの酒蒸し」もおすすめです。夕飯の一品にするのはもちろん、お酒のおつまみにもいいですね。いずれにしても、ハマグリの美味しさを存分に堪能するには、素材そのものの風味を生かすことができるシンプルなお料理がいいでしょう。
ハマグリを調理する際は、2%~3%の塩水で砂抜きをして下処理することをおすすめします。一晩そのまま着けておくのが理想ですが、2時間程度でも大丈夫でしょう。
ぜひ、ご家庭でもハマグリを楽しんでみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。