ブログ六本木店
2018.9.10
豆類の特徴
納豆や小豆など、身近な食材として日常的に使用している豆類は色んな種類があるかと思います。そんな豆類は、古くから人間だけでなく多くの動物たちの重要な食糧でした。
本日は、豆類についてお話させていただきたいと思います。
豆類の特徴
マメ科植物の果実は「豆果」であり、マメ科植物のとしては「ダイズ」、「インゲンマメ」、「ヒヨコ豆」、「アズキ」が挙げられます。他にも、樹高が20m以上になる常緑高木の「タマリンド」、落葉高木の「ニセアカシア」、「ヒロハフサマメノキ」などというように、様々な形態の種があります。
そもそも、「豆」の定義はマメ科植物の種子や果実のことですが、大きさが約2mmのアルファルファの種子は非常に小さいことから「種」と表現され、果肉を利用するタマリンドは果物として扱われています。このように、食用としない種子は「豆」ではなく「種」と呼ばれるのです。
皆さんご存知の通り、豆は他の植物の種子より大きく栄養豊富であることから、古くから人間はもちろん多くの動物にとって重要な食料となってきました。豆の栽培には他の穀物ほど水を必要としないので、栽培することが可能な地域も広範囲であり、比較的丈夫な皮を持つことから収穫後に乾燥させても粒割れせず、カビや昆虫による食害も受けにくいので、保存する際の利点があります。
現在でも、各国で豆料理や豆の加工食品が食されていますよね。その反面、ほとんどが炭水化物である米や小麦、トウモロコシやイモ類などと比較すると、味に強いクセがあったり、調理にも長間がかかるなどという事から、豆を主食とする民族は少ないそうです。そうは言っても、豆は栄養価が高いので、主食の穀物やイモ類につぐ重要な食材となっていると言えます。
豆類の生産
豆類は、他の作物と比べると暑さや寒さに強く、成長するために必要な水分は少ないと言われています。そのため、雨が少なく米や小麦などを栽培できない乾燥帯や冷帯の地域で多く栽培されています。
マメ科の植物は、地中の根に窒素固定を行う根粒菌が共生しています。そのため、マメ科以外の作物を栽培した後に土壌から失われた窒素分を補充することを目的に、豆を栽培することも多く化学肥料を使用しない有機農業では特に重要な存在だとされています。
豆の種子は、球形もしくは球が潰れた形をしていて、それらを個々に包んだ果皮に当たる部分からなっています。また、それらの種類によっては、種子部分のみを食べる作物と果皮い当たる部分ごと食べるものがあります。ちなみに、未熟果であるサヤインゲン、サヤエンドウ、グリーンピースなどは、野菜として集計されています。
豆は人類にとって古代から重要な食料とされてきましたが、近年の食の多様化や飽食化によって、ほとんどの食材の一人あたりの消費量が増加しているにも関わらず、ジャガイモ、キャッサバなどの根菜類と同様に、豆類の消費量も年々減少する傾向にあるそうです。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。