ブログ六本木店
2021.12.3
赤身の美味しさを味わえるシンシン

皆さま、「シンシン」という肉の部位をご存じでしょうか?
パンダの名前のようですが、漢字で書くと芯芯です。
「シンシン」は、牛肉のもも肉の部位である「シンタマ」から、ほんのわずかしかとることができない希少価値の高い部位です。
本日は、「シンシン」についてお話をさせていただきたいと思います。
シンシンって、どんなお肉?
シンシンは、もも肉の一番奥深い中心部位で、肉質はとても柔らかく、上質な風味とコクに赤身の美味しさに目覚める方も多い部位です。
とても希少な部位で、牛一頭から、わずかしか取れないのです。
モモ肉の中でもマルシン・シンタマなどと呼ばれる部位がありますが、さらにその中心部にあります。
だから、「芯々」という名前のわけなのです。関西ではマルシンと呼ばれます。
玉のような丸い形をしていることからの名前だと思います。
和牛のシンタマが約10㎏とれるとしたら、シンシンは1~2kgしかとれないんです。
このわずかな部位に、肉のうま味がぎゅっと閉じ込められているので、食べた時に凝縮した美味しさが広がります。
赤身肉の中でも、きめが細かくサシが多いため、とても柔らかい肉です。
以前、入荷した時のシンシンのカッティング作業の動画を下に貼っておきます。
肉質の良さが伝わると良いのですが。
シンシンのおいしい食べ方・焼き方
シンシンは、焼肉の場合、薄切りがおすすめです。
厚切りにすると、歯ごたえが強すぎると思われることもあるかもしれません。
味付けは、濃厚な味がお好みなら甘口ダレで、さっぱり味わいたいのなら塩コショウやポン酢がおすすめです。
お好みで、わさび醬油も美味しくいただけます。
噛めばかむほど、お肉本来のうま味を感じることができるお肉です。
焼肉で食べる時には、シンシンは水分が豊富なので、水分を飛ばし過ぎないようにすることが、美味しく仕上げるためのポイントです。
焼き過ぎないよう、軽くあぶる程度でお召し上がりください。
もし、シンシンを見かけることがありましたら、ぜひ頼んでみることをおすすめいたします。
シンシンには、ビールやワイン、日本酒などどのようなお酒でも合います。
ワインの場合なら、赤ワインはブルゴーニュ系を、白ワインはシャルドネ系がいいでしょう。
日本酒は、うま味のあるタイプ、純米酒などがおすすめです。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。