ブログ六本木店

2017.12.20

お正月

早いもので今年もあと幾日を残すのみとなりましたが、皆さま本年はいかがな年でしたでしょうか。

まずは私から皆様へ本年のお礼をお伝えしたく思います。
こちらのブログをご覧いただいた皆様、ご来店いただいた皆様、たくさんのご自愛、誠にありがとうございました。
来年もご贔屓の程、何卒宜しくお願い致します。

さて、今年最後のブログですが、年の瀬ということもございますのでお正月について少々お話できればと思います。
とは言いましても、正月にちなんだ事柄は我々日本人には多すぎて、とてもその全てを語ることはできないので、今回はざっくりと、さわりのみにさせていただければと思います。

そもそも「正月」とはなのですが、本来は一年の最初の月のことで、年神様をお迎えする行事のことで、1月の別名でもあります。
現在は、年頭の祝いをする三が日(元旦から3日まで)や松の内(元旦から7日または15日)をさすのが一般的とされています。
正月は家に年神様をお迎えする行事です。
年末に煤払いをしたり、正月に門松やしめ飾りを飾るのは、いずれも年神様をお迎えするための準備です。
日本では古くから季節の節目に先祖を祭り、五穀豊穣を祈る習慣があり、その中でも新しい年を迎える正月は特に盛大に行われてきたようです。
現在のようにしめ飾りや鏡餅などを飾るようになったのは江戸時代に入ってからのようです。
「年神様」
新年の神様のこと
「正月様」、「歳徳神とくとくじん」ともいいます。
年の始めにその年の作物が豊かに実るように、家族皆に幸せをもたらすために、高い山から降臨してくると考えられていたそうです。
また、昔亡くなった人の魂は山の神になり、正月に年神様となって子孫の繁栄を見守ってくれるものだとも考えられていたそうです。
つまり年神様は先祖の神であり、農耕の神様でもあるわけです。
年神様は、正月の間、それぞれの家に滞在されるといわれ、そのために神社と同じように玄関に注連縄を飾り、神聖な場所とします。
年末に大掃除をするのもそのための準備というわけです。
元日に掃除をすると福を掃き出してしまうともいわれているので、年末の忙しさで疲れた身体を休めたい気持ちに負けず、しっかりと掃除をしたほうが良いそうです。

元日と元旦
よく言い間違えそうになるこの二つの言葉、実はそれぞれ正しい意味、用途があるのです。
「元日」は1月1日のことをいい、「元旦」は1月1日の朝のことを言います。
そして上記で述べた年神様が降臨するのは「元旦」、つまり1月1日の朝と言われているので、昼すぎまで寝ていましたというのは避けたほうが良いようです。

 

このように、日本では正月も神事の一つとして非常に重要視されておりますが、ではせっかくですので海外ではどうなのかを少しお話いたします。
まずは日本では除夜の鐘でおなじみの大晦日から年越しのタイミングなのですが、海外では多くの国がカウントダウンの後一斉に花火を打ち上げお祭り騒ぎとなります。
自分は昔オーストラリアにいたことがあるのですが、向こうでも年越しは花火が上り、お祭り騒ぎとなり、そのまま朝まで騒ぎつくすというのが恒例行事となっておりました。
おかげで元日の午前中は街中に人がほとんどおりませんでしたが。。
他にも寒中水泳をする国などもあるようで、様々でした。
同じ恒例行事、伝統行事でも国によって考え方など様々ですね。
東京オリンピックも近ずいてきますし、益々海外からのお客様も増えてくると思いますので、そういった方々にも喜んでいただけるよう、精進していきたいと思います。

 

最後となりますが、本年も皆様のご贔屓の賜物でとても充実した一年となりました。
まだまだ未熟な自分達ではありますが、来年もスタッフ一丸となり、おもてなしの精神にのっとって、皆様に満足いただけるよう精進いたしますので、何卒宜しくお願い致します。
本年は大変お世話になりました。
皆様の来年も素晴らしい年になりますよう願っております。

 

瓢嘻 香水亭六本木本店  大宅 康平

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