ブログ六本木店

2018.9.10

スズキについて

「出世魚」と呼ばれているスズキは、細長い体と大きな口が特徴的ですよね。大きな魚なので、スーパーなどでは主に切り身で売られています。栄養素も豊富なスズキは、ご家庭でも取り入れていただきたい食材の一つです。

本日は、スズキについてお話させていただきたいと思います。

 

スズキについて

スズキ
スズキの全長は、大きいものだと1mを超えるものも多く、細長くて平たい姿が特徴です。大きな口を持ち、体の色は背中側が緑黒色から灰緑色、側面から腹部にかけての部分は銀白色をしています。若いスズキの中には背側に黒い小さな点があることもあり、それらは成長とともに消えてきますが、背びれの黒い点に関しては成長しても残ることがあるそうです。

スズキは、北海道南部から九州までの日本列島沿岸に加え、朝鮮半島周辺にも分布しています。冬の時期は、湾口部や河口など域で産卵や越冬を行ない、春から秋にかけての時期は、内湾や河川内で暮らすというように、規則的な回遊を行っています。昼間はあまり動きませんが、夜になると餌を探すために動きだします。スズキは肉食性のため、小魚や甲殻類などを餌として捕食しているのです。

 

出世魚

スズキは、成長とともに呼び名が変わる出世魚とされています。ただし、地方によってその呼び名は様々で、統一的な定義はありません。

例えば、関東の地域では1年ものと2年もので全長 20~30cm 程度までのものを「セイゴ」と呼び、2~3年目以降の全長 40~60cm 程度までのものを「フッコ」、それ以上の大きさの成熟魚を「スズキ」と呼びます。

一方の関西では、全長 40~60cm 程度までのものは「フッコ」ではなく「ハネ」と呼び、東海地方では、60cm程度までのものを「セイゴ」、それ以上の大きさの成熟魚を「マダカ」と呼ぶことが多いそうです。また、宮城県周辺では小型のものを「セッパ」とも呼び、有明海産のものは地元の人から「ハクラ」と呼ばれています。

 

スズキの栄養素

スズキ
スズキに含まれている主な栄養素としては、タンパク質や脂質、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛などが挙げられます。

スズキは、高タンパクでありながら低脂肪の典型的な白身魚です。
良質なタンパク質には、体力の向上や代謝活動の促進、免疫力を向上させる働きがあります。スズキに含まれている脂質の量は少な目ですが、高血圧を予防したり、悪玉コレステロールの低下させる一価不飽和脂肪酸オレイン酸が多く含まれています。さらに、血液をサラサラにしたり、抗血栓作用、認知症の予防改善効果があるオメガ3系のEPAやDHAも含まれています。

そして、ビタミン類に関しては、ビタミンAとビタミンB6がスズキには比較的多く含まれます。ビタミンA(レチノール)には目を健康に保ち、粘膜や肌の健康を保つ作用に加えて、生殖作用の維持、免疫力向上、感染症を予防する作用もあります。また、ビタミンB6はアミノ酸代謝の補酵素として重要な役割を持ち、健康な皮膚や髪、歯をつくるだけでなく、免疫機能を正常に保つ働きもあるのです。

ミネラル類ではカリウムの含有量が多いのが特徴です。カリウムは、体内の余分な塩分を排出する働きがありますので、高血圧の予防・改善に役立つされています。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

< 戻る

WEB予約はこちら

お電話でのご予約

瓢喜 香水亭 六本木本店

03-5414-1196

瓢喜 香水亭 新橋店

03-5510-9070