ブログ六本木店

2018.9.11

お雑煮のはじまりについて

お雑煮は、お正月にいただくお料理の一つですが、そのはじまりの原型は武家社会における料理であったとされています。使用される主な具材は餅ですが、その他に加えられるものは地域や家庭によってそれぞれ異なります。

本日は、お雑煮についてお話させていただきたいと思います。

 

お雑煮とは

お雑煮
お雑煮とは、主な具材に餅を使用し、醤油や味噌などで味をつけた日本の伝統的なお料理です。世界的に見るとスープ料理の1つでもありまずが、日本では正月に多く食べられ、使用される具材や味に関しては地域や家庭によってさまざまです。

お雑煮の由来に関しては諸説あり、定かではありませんが、お雑煮は元々武家社会における料理であり、餅や野菜などを煮込んだ野戦料理だったのではないか、とされている説があります。この説によると、正月に餅を食する慣習は、古代からの「歯固」の儀式に由来して発展したとされています。雑煮の原型である烹雑(ほうぞう)は、次第に武家社会の中で儀礼化していき、やがて徐々に一般庶民にも親しまれるようになったと言われています。

江戸時代になると、尾張藩を中心とした東海地方の諸藩で、武家の雑煮には「餅菜」と呼ばれる小松菜に近い現在の菜類のみを具材としていました。餅と菜を一緒に取り上げて食べるのが習わしで、「名(=菜)を持ち(=餅)上げる」という縁起担ぎの意味があったとされています。

 

各地方の雑煮

お雑煮
宮城県の仙台雑煮は、海の幸と山の幸を贅沢に使用した豪華さで有名です。 まず、松島湾で捕れたハゼの焼き干しで出汁を取り、大根や人参、牛蒡といった根菜をはじめ、豆腐、里芋の茎を干したもの、セリ、かまぼこなどを加えます。餅は焼いた角餅は、醤油や塩、酒で調味します。

千葉県北部と茨城県の一部で食されている下総雑煮は、角焼き餅を入れたすまし仕立てで、鶏肉や大根、人参、里芋、牛蒡、コンニャク、青菜などの多くの具材を使用します。
東京の江戸雑煮はそれに椎茸、蒲鉾、鳴門巻きが加わりますが、具材は少なめです。千葉県東部で食されているお雑煮も、角焼き餅を入れたすまし仕立てですが、具材としては人参と油揚げの細切りを少々入れる程度です。

京都のお雑煮は、白味噌仕立てで、丸餅は焼かずに炊いたものを使用し、他の具材にはアワビやナマコ、大根、親イモ、子イモ、昆布、開き牛蒡を入れます。コンブは「ヨロコブ」ということを意味し、、親イモは出世、子イモは子孫繁栄、大根は根を張って安定した生活、開き牛蒡は開運の願いが込められているのです。こってりと甘く、京雑煮独特の上品な味わいです。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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