ブログ六本木店

2019.6.8

莫大海(バクダイカイ)はご存知でしょうか

莫大海 ばくだいかい

本日は最近和食でも使われている中国が原産の高級食材で、お刺身のあしらい、酢の物、寄せ物などにも使われる、莫大海(バクダイカイ)をご紹介いたします。

莫大海 ばくだいかい
莫大海は、アオギリ科(アオイ科)の落葉高木樹である「伯樹(ハクジュ)」の乾燥果実です。 (※主に中国産で「胖大海(ハンタイカイ)」ともいいます)

小さな果実が非常に大きく膨張することから「莫大海」という名がついたも云われます。
水やぬるま湯、あるいは番茶などに浸け落し蓋をして戻し、皮と仁(タネ)を除去して海綿状に膨張した外種皮を使用します。
茶色く、プルプルとしたゼリーのような食感です。
それ自体に味はありませんので、独特の口当たりを壊さぬように配慮しつつ調味で加減します。酢の物や刺身のツマ、料理の添え物としていただきます。

主に中華の宮廷料理や日本では料亭などで使われており、下処理としては、皮が口に残るので水に漬けながら外種皮を壊さないように丁寧に皮を剥がします。
皮を剥がすと出てくる柔らかい実の部分を食用に使います。

少しでも皮が口に残ると折角のお料理が台無しになってしまう為、細心の注意を払います。鼈甲色でまるでゼリー寄せジュレのような質感と、涼しげな見た目がこれからの季節にぴったりです。

和食料理にも最適な食材、莫大海を皆様も是非香水亭六本木本店でお召し上がりください。

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