ブログ新橋店

2019.4.29

カタクリは春の妖精

カタクリ(片栗)は、お料理にとろみをつける際に使用する片栗粉のもととなっている植物のことです。昔から春の花として親しまれてきたカタクリとは、いったいどのような植物なのでしょうか?

本日は、カタクリ(片栗)についてお話させていただきたいと思います。

カタクリについて

カタクリ
冒頭でもご紹介したように、カタクリは、お料理に使用する片栗粉の元となっている植物です。
カタクリの球根の部分から、片栗粉のもととなるデンプンをとることができ、それがお馴染みの「片栗粉」として販売されているのです。

カタクリは、ユリ科・カタクリ属の植物で、日本全国の幅広い地域に自生しています。カタクリの種は、7年~8年ほどの時間をかけて球根になり、春になるとその球根から葉を出します。カタクリの花が開花する時期は、3月~6月ごろなのですが、自生しているカタクリは絶滅危惧種となっている地域が多く、大切に保護されてるのだそうです。

可憐な花を咲かせるカタクリは、開花まで7年ほどかかり、やっと地上に出たと思ったらひと月も経たないうちに枯れてしまいます。「春の妖精」とも呼ばれる理由はこういったはかなさにあるのかもしれませんね。

観賞用としてのカタクリ

美しく可憐な花を咲かせるカタクリは、観賞用として人気がある植物でもあります。専門店に行くと、カタクリの球根や苗も販売されていて、自身で栽培している愛好家も少なくないそうです。ちなみに、一般的にカタクリの種は販売されていないそうです。
カタクリの球根を植え付けるのに最も適している時期は、7月~10月だとされています。植え付ける時期が遅いと球根は乾燥して弱ってしまいますし、根張りも悪くなってしまうのです。発芽してから開花するまでの期間は、日当たりの良い場所がいいとされ、花が終わった後は、落葉樹の下が適していると言われています。また、水やりはこまめに行うようにしてください。

カタクリを鉢植えにする場合は、少し高さがあり、直径は15㎝~18㎝程度のものがおすすめです。

カタクリの花を見ることができる場所

カタクリ
絶滅危惧種に指定されているカタクリですが、東京都の奥多摩や岐阜県可児市の鳩吹山などで、美しいカタクリの花を観賞することができます。
奥多摩の御前山では、4月~5月にかけての時期に見ごろを迎え、さわやかな新緑と共に楽しむことができます。また、岐阜県可児市の鳩吹山では3月~4月に見ごろを迎えるのですが、この時期には「カタクリ祭り」も開催されるそうです。

控えめにうつむきながら可憐に咲くカタクリの花を、機会があればぜひみなさまにも鑑賞していただきたいものです。
カタクリの花を見に登山にお出かけの際は、くれぐれもしっかりと準備をしてから行ってください。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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