ブログ新橋店
2019.6.1
土佐酢で暑い夏を乗り切る
土佐酢は、カツオの旨味を楽しめるお酢で、まろやかな味わいが特徴です。酢を用いたさっぱりとしたお料理は、暑くなるこれからの時期にぴったりですよね。
本日は、土佐酢についてお話させていただきたいと思います。
土佐酢
土佐酢とは、三杯酢に出汁を加えたもので、この出汁は鰹節でとったものを用いることから、鰹節で有名な「土佐」と言う名前が使用されているのです。
出汁を加えることから、三杯酢よりも酸味が抑えられているのが特徴です。白身魚などの淡泊な味わいの魚介類との相性が良く、あえ物などに用いるのもオススメです。
ところで、「お酢」と一言で言っても、様々な種類があります。
ここでは、二杯酢・三杯酢についてお話ししたいと思います。
まず、二杯酢とは酢と醤油を合わせたもので、酢の酸味と醤油の風味で食材の味を引き立ててくれます。二杯酢は、生の魚介類との相性が抜群で、特にタコやイカなどと合わせると、それぞれが持つ旨味を最大限に引き出してくれます。
また、三杯酢とは、酢に醤油とみりんもしくは砂糖を合わせたものです。みりん・砂糖を用いる事でわかるように、甘みが加わっているのが特徴です。三杯酢は、甘みと酸味によって食材を引き立てます。まろやかな味わいの三杯酢は、さまざまな食材と合わせやすいのですが、特におすすめなのが焼いた魚や鶏肉、メカブやもずくなどの海藻類、トマトやキャベツといった生野菜です。
土佐酢の作り方
土佐酢は、ご家庭で簡単に作ることができますし、いろんなお料理に活用することができるので、あると非常に便利な調味料です。
【材料】
酢 1/2カップ
出汁 70ml
薄口醬油 大さじ1
砂糖 25g
鰹節 10g
【作り方】
鰹節以外の材料を鍋に入れて火にかけます。
沸騰する直前に鰹節を加えて火を止めましょう。
冷めたら、漉して完成です。
作った土佐酢は、冷蔵庫で2週間ほど保存することができます。
土佐酢を使ったお料理
ご家庭で作った土佐酢を冷蔵庫で保存できるのは約2週間ですので、期限内で使いきるようにしましょう。
土佐酢を使ったお料理をいくつかご紹介いたします。
■きゅうりとタコの酢の物
これからの暑い時期は、さっぱりとした酢の物がおすすめです。
茹でたタコに、食べやすい大きさに切ったきゅうり、千切りのみょうがを加えて、土佐酢に1~2時間漬けておくだけで出来上がりです。
■うざく
うざくは、ウナギのかば焼きときゅうりの酢のものです。土佐酢を使用することで、より本格的な味に近づくことができます。
ウナギのかば焼きを食べやすい大きさに切り、キュウリは小口切りにして塩もみし水気をよく切ります。
うなぎとキュウリを混ぜ合わせ、土佐酢をかければ完成です。
これから暑くなる時期は、さっぱりとした味わいのものが食べたくなりますよね。
ぜひ、ご家庭でも作ってみてください。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。