ブログ新橋店

2018.9.12

山菜のお話

山菜 ワラビ

皆さんは山菜を食べたことがありますか。ゼンマイやフキ、ワラビなど様々な種類があります。今日本で食べる野菜は基本的に品種改良されて、農家で栽培しています。しかし、山菜は自生しているため季節ごとの香りをリアルに楽しめる美味しい野菜です。本日は、山菜についてお話させていただきたいと思います。ワラビ 山菜

 

様々な山菜

まずはそもそも山菜とは何かについてご説明します。山菜とは山や野原に自然に生えている食べることのできる植物のことです。栽培されることは基本的になく、季節季節に自生しているものを採ります。山菜は山や野原に自生しているものが多いですが、ハマボウフウやオカヒジキをはじめとして海の浜辺に自生する山菜もあります。

一方でモヨギなどあぜ道や土手に生えている食用の植物でも、山菜と呼ばれず野草と区別されている物もあります。

私たちが普段口にする野菜は、品種改良で食べやすいように工夫され、農家が栽培している物がほとんどです。味が良く食べやすいものが多く、効率化のため収穫量も多くなるように工夫されています。しかし山菜は自然のまま生えているので、苦みやアクが強い山菜も多く、収穫量も多くはありません。しかし、この自然のままだからこそ存在する苦みやアクを風味であり、季節ごと、年ごとの変化と捉えることもできます。人の手がかかっていないからこそ、旬を感じることができる山菜は人々に今でも愛されています。

地域ごとに自生する種類に差があり、地域ごとの特徴を見出すことができます。山菜が良くとれる地域では山菜料理を専門にするお店などもあります。

 

主な山菜と栄養価

 

つぎに主な山菜とその栄養価についてご紹介していきたいと思います。山菜の有名なものにはゼンマイやワラビ、コゴミ、フキ、ウド、アケビなど様々ありますが、今回はタラの芽とフキノトウについてご紹介したいと思います。

タラの芽

まずはタラの芽について紹介します。タラの芽はウコギ科のタラノキの新芽です。タラの芽は山菜の多さ間とも言われるほど春の山菜として人気があります。少し苦みがあり、もっちりとした食感で、春の訪れを教えてくれる美味しい山菜です。タラの木は全国の山に自生しており、そこで山菜が取れますが、栽培もされています。栽培している物は春だけでなく少し早い時期からスーパーなどで購入できるようになってきました。タラの芽は胃を健康にし、強壮、強精作用があるようです。カリウムを多く含有しており、ナトリウムを体外に出す働きをするため、高血圧の人が食べると良いとされています

フキノトウ

次にフキノトウについてご紹介します。フキノトウはキク科フキ属で多年草です。全国の山野で採ることができます。春には天ぷらなどに調理されてい、料理屋などでも出されます。フキノトウはつぼみのうちに採ります。花が咲くとその後に葉が出てきます。春の香りを運ぶ食材として大変人気があります。フキノトウには独特の苦みがあり、この苦みが癖になる美味しさを引き出しています。昔から食べられており、香辛料にしたり、あえ物やてんぷらなど、いろいろな料理に利用されています。

タラの芽同様にカリウムを多く含有しています。カリウムにはむくみを取る効果もありますアルカノイドとケンフェールがフキノトウの独特の苦みを出しており、どちらもうれしい効用があります。アルカノイドは肝機能を強くし、新陳代謝を促進してくれます。また、ケンフェールは発ガン物質である活性酸素などを抑制する効果があるそうです。

 

山菜は栄養があり、それぞれに個性のある味と食感があり、旬の食材として大変おすすめの植物です。しかし、自生している物を採取するため、自分で採りに行く場合によく似た別の種を取ってしまうと、それが毒草の危険性もあります。山菜取りなどをするときは十分注意してください。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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