ブログ新橋店
2020.6.13
東北地方の珍味「どんぴこ」

「どんぴこ」とは鮭の心臓のことで、東北地方では昔から食べられている珍味です。レバーのような味わいで、一般的に煮物にしたり焼いて食べられます。
本日は珍味「どんぴこ」についてお話しをさせていただきたいと思います。
どんぴこについて
日本全国には様々な珍味がありますが、「どんぴこ」も東北地方の珍味として知られ、主に東北の三陸沿岸地域や新潟県の海沿いの地域で昔から食べられている食材です。
どんぴこは鮭の心臓のことで、一匹に対して一つしかとれないので大変貴重な珍味となっています。
「どんぴこ」は、三角形のような形をしており、レバーと似たような味わいでクセがないのが特徴です。
珍味ということもあり高値で取引されることが多く高級食材として扱われ、よく缶詰に加工されて流通されています。
鮭の心臓はなかなかお目にかかることがない食材なので、初めて見る方は食べられるの?と驚いてしまうかもしれませんが、元々鮭は捨てる部位が少なく、アイヌでは「神がくれた魚」と崇められていました。
余すことなく食べてきた生活の知恵が現代にも伝わり、今でも東北地方の珍味として親しまれているのです。
どんぴこの味わい方
どんぴこは様々な味わい方があり、煮物や炒め物、焼いたりして食べます。
◆煮物:生姜、砂糖、醤油、みりん・唐辛子で味付けしたどんぴこの煮物は東北地方でよく作られるレシピで、どんぴこから出る旨味と甘さが絶妙な味わいの一品です。
◆炒め物や焼き物:刻みネギとともに醤油や塩胡椒で味付けしたバター焼きや串焼きにすると大変美味です。
特にクセがないので、塩焼きや野菜炒めに入れたりなど様々な具材として活躍します。
また日本酒との相性も良く、つまみにも最適です。
鮭の心臓ということもあり高タンパク質で栄養価も抜群です。市場などで見かけた際は是非お手にとってみてください。
いかがでしたでしょうか?ご機会がありましたら是非、東北地方の珍味「どんぴこ」を味わってみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。